高級品はSPAと競争中?消費両極化と消費委縮の曖昧な差


全世界的景気不況が長期局面に入ってから、高級品と超低価SPAブランドが市場占有率競争を繰り広げる奇現象が続いている。高級品とSPAすべて膨大な資金力とインフラを備えた企業型ブランドだという点で対決を避けられないものと見る。

しかし一角では二つのグループが競争を繰り広げるほどの十分な消費層を確保しているのかに疑問を提起している。

不況進入期で「高級品の終末論」が取り上げられるほどに危機を迎えた高級品産業は、セカンドブランドをランチングしながら、窮余の策として試行してきた価格引き下げ戦略で一歩退いた雰囲気だ。また、高級品が本来の姿を取り戻していく過程でSPAブランドは窮乏した大衆を抱き込み、高度の成長を続けている。

この過程で中価および中高価を含むバリューゾーンが崩壊し、ファッション市場は砂時計形態の非正常的な構造になった。消費両極化は中産層が崩壊された階層構造の両極化とかみ合い、現ファッション市場を回復不能の局面へ追い込んでいると専門家は分析している。

何よりこのために暗黙的に共生共存関係を維持してきた超高価「高級品」と超低価「SPA」が刃を立て始めたという見解が提起されている。

◆ 不便な共存「コラボ」、もうこれまで?

「高級品の終末論」まで取り上げられるほど深刻な危機に直面した高級ブランドは、自尊心を捨ててSPA製品の設計に参加した。しかし、SPAコラボトレンドを主導した高級ブランドの有名デザイナーを最近コラボ作業のデザイナー名簿ではほとんど見当たらない。

これは消費者が定型化された高級品よりは自由奔放なスタイルを追求するのにも理由があるが、あえてコラボをする必要がなくなった高級品ブランドデザイナーの心理も作用しているということがファッション界の解釈だ。

これだけでなく、最近SPAブランドのコラボライン販売が低迷し、高級品とSPA間の戦略的共存という均衡が崩れている。

あるファッション界関係者は「低価製品をつくるのに忠実であるべきSPAと価格を高めるのに熱中する高級品が、これ以上は不便な共存関係を維持する必要がなくなったため」だと説明した。加えて「しかし、これを置いて対立と解釈することはできない。ただ、極端の二つの地点で行われる消費者共有現象が市場の流れを柔軟にしてきたが、最近ではこのような流れが遮断されているようだ」と個人的な解釈を付け加えた。

◆ 2%足りない消費両極化

消費が高級品とSPAの極端にかたよっているが、消費者の購入パターンはひとつに規定しにくい複雑性をあらわにし、市場の混乱を加重させている。

鞄、時計など特定品目の消費のみ急増する高級品購入の傾き現象は、高級品市場の成長を牽引するには役不足だという見解が支配的だ。これは高級品消費の初期段階で見られる典型的な購入パターンで、不況で高級品消費もやはり過去に逆行していることを示す。

SPAも品質とデザイン問題で消費者離脱現象が続いている。

一角では、超高価と超低価の極端的購入パターンに対する憂慮でさえも存在しない現象かもしれないと指摘している。よって最近の動向は消費両極化よりは消費委縮による現象として解釈することがさらに正確だという解釈だ。

それにもかかわらず、高級品とSPAは現在ファッション市場規模を決定する軸を形成している。よってこれらの見えない市場競争は消費両極化であれ、消費委縮であれ、続くものとみられる。
  • 毎日経済.MKファッション_ハン・スクイン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-02-05 17:22:48