「1000倍早い5G」かるく味見

サムスン・ノキア・エリクソン・・・まだ想像の中の5G技術、競争的に概念展示/世界最初の5G技術の実演、2018年平昌オリンピックで開かれるよう 

「2018年平昌冬季オリンピックで5世代(5G)通信網の試演を目標にしている。SKテレコムはロング・ターム・エボリューション-アドバンスト(LTE-A)で最も速くこれからも通信網速度でずっと主導をにぎる計画だ」(SKテレコムのハ・ソンミン社長)

「すでに接続された世界の入り口に立っている。これからより優秀な性能の通信網が要求される。有線から無線、LTE-A、未来の5Gに至まで、技術進化段階でエリクソンはどの企業よりも優れた性能の通信網を提供することができる」(エリクソンのハンス・ヴェストベリ最高経営者)

「周波数の容量を現在1000倍以上増やすことが5G技術に対する究極的目標だ。2020年5Gが商用化すればすべてのサービスがクラウド(インターネット上に保存された情報とサービスをいつどこでも接続し作用)で具現されるものだ」(アルカテル・ルーセントのマーカス・ウェルドン最高技術責任者・ベル研究所社長)

先月24日(現地時間)から27日までの4日間、スペインのバルセロナ、フィラ・グランビア(Fira Gran Via)展示場で開かれた世界最大の移動通信展示会「モバイルワールドコングレス(MWC)2014」で、グローバル企業の最高責任者(CEO)たちが5G移動通信ネットワークに対して明かした内容だ。

今回のMWCは「遠い未来の技術」とされていた5Gが、舞台の前面に立つイベントだった。前世界のIT関係者たちの注目を集めたここで、グローバル企業は自社が見通す5G概念と技術に対して説明するのに忙しかった。まだ4G、LTE通信網が全世界的に構築されていない状況で、企業が先を争って5Gに対して話をすることは、それほどこの通信網の速度競争が極に達したということを示す。

  • LGユープラスはノキアソリューションズ&ネットワークス(NSN)と一緒に移動通信基地局間の電波干渉を減らし
    速度を向上させる技術を公開した

5Gはまだ世界標準規格すら出ていない。5Gは一般的に無線データ転送速度が1Gbps(毎秒1ギガバイト)~10Gbps(毎秒10ギガバイト)になる通信網を称する。

一部の専門家たちは現在LTEに比べて1000倍以上速い100Gbps(毎秒100ギガバイト)の速度を5Gで定義することもある。この場合800MB(メガバイト)容量の映画1本を1秒もかからない時間にダウンロードすることができる。スマートフォン、タブレットPCにホログラム映像を転送することができる。

サムスン電子、アルカテル・ルーセント、ノキアソリューションズ&ネットワークス(NSN)、エリクソン、NTTドコモなどは、今回のMWCで競争的に想像の中の技術である5G概念を展示した。

実際の装備を持ってきてデータ転送を実演したのではなく「どのような方式で5G速度を出すか」という程度の説明だった。あるIT専門家は「5Gサービスのためには世界標準、周波数、端末など整理しなければならない問題が多い」とし「5Gを通してどんなサービスを提供するのかと言うことも明確ではない状況なので、移動通信社は4G投資非を回収した以降でなければ5Gを構築するだろう」と見越した。

世界初の5G技術の試演は、来る2018年韓国で行われるものとして見られる。未来創造科学部、SKテレコムなどが主軸になった「5Gフォーラム」は平昌冬季オリンピック開催に合わせ5Gを実演し、全世界に技術力を広報する計画だ。

全世界の企業は4GLTE分野で実質的に熾烈な速度競争を繰り広げている。5Gが概念だけ見せる程度なら、4Gは短くて数ヶ月、長くても1~2年内に実際に商用化することができる技術としてMWCで注目を受けた。

  • SKテレコムはお互い違う周波数帯域3つを束ねる既存のLTEより最高6倍さらに速い「3バンドLTE-A」技術を世界で初めて試演した

今回のイベントで企業は遠く離れている3つの周波数を束ねる、一般LTEに比べて6倍まで速度を引き上げた新しい技術で、それぞれ世界初の看板を掲げた。国内の移動通信社中、唯一5年連続単独展示館を運営したSKテレコムは今回のイベントで最高速度450Mbps(毎秒450メガバイト)の次世代ネットワーク技術を公開した。

20㎒幅の広帯域バンド3つを束ねて「3バンドのロング・ターム・エボリューション(3band LTE-A)」という名前がついたこの技術は、既存のLTE(最高速度75Mbps)に比べ6倍、LTE-Aに比べ3倍の速度を具現する。450Mbpsは周波数分割方式(FD-LTE)分野で歴代最大の速度だ。この技術が商用化すれば映画1本(800MB)をダウンロードするのにかかる時間が15秒に減る。

サムスン電子、エリクソン、NSN、ファーウェイなどの装備業者も最高速度が450Mbpsに達する次世代ネットワーク技術を世界で始めて公開した。LGユープラスも中国装備業者のファーウェイと一緒に周波数を束ね450Mbpsを出す技術を試演した。3バンドLTE-Aが活用することができる携帯は今年の末や来年に出る予定だ。

  • KTは既存電話回線を活用し現在より3倍速い超高速インターネットサービスをすることができるホームネットワークを世界で初めて公開した

KTは移動通信網と無線LANを束ね最大600Mbpsの速度を出す「広帯域LTE-Aヘットネット(Het Net)」の技術を紹介した。移動通信ネットワークを主力として、ここにWi-Fi、Bluetoothなどの近距離無線通信を追加し、データ送受信をする異種網結合技術だ。このサービスは今年の末に商用化される見通しだ。

SKテレコム情報通信技術(ICT)のチェ・ジンソン院長は「通信市場に速くて安全的な通信網は最も大きな競争力であり、技術標準を先に占めようと海外に進出することができる重要なポイント」とし「前世界の企業が速度を高めるために先を争って技術開発に乗り出している理由だ」と説明した。

■<用語説明>
▷ MWCは世界最大の移動通信連合体である世界移動通信事業者協会(GSMA)が毎年開催しているイベントで、今年で28回目を迎えた。今年のイベントには全世界約1700社の装備・端末メーカー、移動通信事業者、サービス業者が参加して7万5000人を超える観覧客が参加し、歴代最大規模で開かれた。
  • 毎日経済_ファン・ジヘ記者 / ソン・ユリ記者=バルセロナ(スペイン) | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-03-04 15:16:02