お金も稼いで社会にも貢献するCSV

CSVソサエティ出帆3か月/サムスン電子・ヒュンダイ車など40社余りの企業・機関参加 

「市場と技術の限界を突破するため、もう一度全てのことを変えなければならない。全ての協力社がグローバル競争力を備えるよう助けなければならず、グループは地域社会の発展にも積極的に寄与しなければならない」

サムスングループの李健煕(イ・ゴンヒ)会長が、新年話頭でグループ社長団と職員に投げかけたミッションだ。去る年末、サムスンの社長団ワークショップで取り上げられていたマッハ経営と超格差、共有価値創出(CSV)を、李会長が再度強調し、韓国財界はCSVに注目している。分かち合いと寄付活動に主に集中していた「企業の社会的責任(CSR)」活動を越え、CSVを経営全般に適用し、企業競争力を高めようとする。CSVは、不確実な企業経営環境を補完しながら競争力を強化する役割もする。

コンサルティング会社ローランド・ベルガーのイ・ソクグン代表は、「企業の存立を一度に脅かす恐れのある石(悪材)がどこから飛んでくるか分からない時代になった」とし、「CSVは、多様な利害関係者の利益をともに追求しながらも、企業経営に脅威となるリスクを事前に管理できるものとして期待される」と説明した。

毎日経済と韓国経営学会、同伴成長委員会は、このように、CSVを韓国企業の競争力を高める重要な手段であり、大韓民国が瀕した経済・社会的な問題をともに解決できる新しいツールとして注目した。

昨年8月、統合経営学会の夏期セミナーでCSVソサエティ創設を宣言し、企業・学界・言論界が参加し、CSVという新しい経営の枠組みを模索する場を用意した。これにより、昨年11月には創立記念式を開き、会員社とともに本格的な活動を開始した。会員社を対象にしたワークショップと1次教育を2月中に進行した。加入を確定したり、すでに加入した企業と団体は、サムスン電子・ヒュンダイ自動車・SKテレコム・LGユープラスなど、主要グループの核心系列社と機関を含め、40社を越える。

CSVソサエティ創立に助力した経営学界もまた、力を出している。企業のCSV事例を共有し、理論と実際に対して論議する討論会を開催した。

企業も、これまで個別に進行していたCSV活動の現状を共有し、これを体系化する作業に熱心だ。先月開かれたワークショップでは、ヒュンダイ車グループ・SKグループ・CJグループ・エヌシーソフトなどの大企業と中堅ベンチャー企業がこれまで進行してきたCSV事例を発表し、会員社から良い評価を受けた。

先月27日、新任の韓国経営学会長に就任した慶北大学のイ・ジャンウ教授は「今年、経営学界は政府の創造経済政策に合わせ、企業の経営革新、CSVの普及と研究にも積極的に協力する」とし、「韓国企業が瀕した状況を客観的に眺め、競争力を強化できるよう学者も助力する」と説明した。

CSVソサエティは、CSVを今後、企業の主な競争力として考え、CSV拡散に関心のある企業(工企業含む)なら誰でも参加することができる。

会員社には、韓国経営学界機関会員の資格が与えられる。加入の問い合わせはcsvsociety@naver.comへすればよい。

■用語説明
共有価値創出(CSV):企業が事業活動を通じ、利潤も創造しながら社会に貢献する価値を創造しようとする概念。
  • 毎日経済_キム・ウンピョ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-03-07 14:25:08