歌謡界は今、セクシー戦争中

「脚と脚の間」 7月ガールグループ脚対戦 

長くすらりと伸びた、滑らかでしっかりした脚は女性が見ても魅力的だ。

ガールグループはスカートを畳んで広げて「私の脚を見てよ」と歌い、脚を引き立てて見せるホットパンツなしでは舞台に立たない。ガールグループが敢えて清純にする必要はないが、検索だけは残り、歌は光の速度で入れ替わる事態が繰り返されている。

ガールグループの舞台の上のセクシーパフォーマンス競争

「わが国の大統領も今は女性の方なのに/何がそんなに臆病、なぜしなくて/女性が先にキスすれば捕まるの?」(Girl's Day(ガールズデイ)「女性大統領」)キスをすることが、大統領と何の関係があるのだろうか?「ガールグループ界の大統領になりたい」は、Girl's Dayの、ボトムスを脱いだ様なミュージックビデオの錯視映像で、検索語1位に上がった。「ヌードトーンの全身タイツだった」というのは、所属会社の一足遅い釈明だったが、「ユラ」と言う名前は有名になった。キツネのシッポのように長く落ちる布をさらさらと九尾狐ダンスでカムバックしたGirl's Dayの「女性大統領」は「自ら望む愛を得る為に、先に近づいていく堂々とした女になろう」というのがコンセプトだ。

去る、6月20日にカムバックしたDalshabet(ダルシャーベット)は、元メンバーがスイムスーツを着て、脚を組んだまま椅子に座っているプロフィールイメージで話題を集めた。「夜を明かして、話だけを切り取って家に帰る/あなた本当に男なの、もしかして恥ずかしがってるの/ああ、我慢できないよ、本当にずっと待ってたんだって/私の脚見て、綺麗じゃない。短いスカート履いて着たじゃない/家に帰りたくなくなるものよ」(Dalshabet「私の脚をみて」)映画<7年ぶりに外出>の地下鉄の通風孔の場面で着目したという「モンローダンス」は、ラップスカートを開いたり閉じたりする「スカートめくり」ダンスである。脚を最も綺麗に見えるようにと、考案したという踊りは「扇情的というよりは可愛いセクシーさを強調した」という所属会社の説明が面目を失うほど扇情的だ。

「ムーラン・ルージュ」をコンセプトにフリルスカート、コルセットと繋がったホットパンツを着用したSISTAR(シスター)は正規アルバム発売1週間前に、公式ツイッターに、リングダンスのティーザー映像をアップした。SISTAR19「ある、ないから」「ヒップダンス」に続いて新曲のタイトル「GiveItToMe」では、指1本だけでエロティックさを活かした「指ダンス」を披露した。ポールダンス(棒踊り)パフォーマンスを野心的に打ち出したAFTERSCHOOL(アフタースクール)はメンバー達の上衣脱衣写真で先にホットなデビューを果たした後、舞台で6ヶ月のポールダンスの特訓の結果を披露した。

ポールダンス、リングダンス、ランジェリールック…歌謡界にみなぎるセクシーコード

サスペンダーをおろしてお尻を見せた「サスペンダーダンス」で軍統領に上がったGirl's Dayは九尾狐ダンスに戻った。イ・ヒョリとCLのスイムスーツとAFTERSCHOOLのポールダンス、SISTARのランジェリールックに、Dalshabetのモンローダンスまで、今の歌謡界はまさに「セクシー戦争」である。ジャケットを脱いで足を広げたり、男性のダンサーと妙なセクシーダンスを踊って、カメラの前に完全に横になって粘っこい眼差しを送ることは普通。

スーパースターK出身のキム・イェリムさえもデビュー曲「オールライト(All Right)」のミュージックビデオのティーザー映像でパンティ姿で登場し扇情性論争に巻き込まれた。SESやFin.K.L(ピンクル)の清純可憐な妖精スタイルに少しの「セクシーさ」を重ねたがBabyvoxが「ミアリボックス」と呼ばれた時代を思い浮かべれば隔世の感がある。

歌謡界に本格的にセクシーコンセプトが登場したのは2009年。しかし最近は未成年がメンバーとしているチームといえど、セックスアピールをあえて避けず、男性達もガールグループメンバーにとって性的魅力を感じることを罪悪視しない。10代の青少年達は校内のかくし芸で露骨な振付と衣装をそのまま真似する。イ・スンチョルは「素足に、ティーザーパンツに、錯視衣装?こんなふうに活動させることは正しいことではない」とツイートに書き込んだりもした。

工場製品の様に溢れ出ているアイドルグループの中で存在感を伝えるためには”もっと強い”戦略が必要で、このためセクシーコードが登場したと見るのが正しい。しかし迅速なイシュー作りにもかかわらず、音源チャートは、ダイナミックデュオ、イ・スンチョルやロイキンなどが占領した。勿論、ガールグループがアーティストになったり、あえて清純さを残す必要はない。ただし、「むき出しでこの様にセクシーなダンスまで踊っているんだから、セクシーじゃない?」程度のセックスアピールでは、大衆を長く魅惑させられないという話だ。特に虹色の餅のように多様なガールグループが溢れ出ている今は。

歌は消えて検索語と現場写真だけが残った舞台

「信じていたそいつが離れてしまった以上、焼酎瓶にはヒョリが居ないね」(「Holly Jolly Bus」)と告白して、3年ぶりにカムバックしたイ・ヒョリは「ミス・コリア」でくらっとする水着を着て現れた。彼女が露出の議論をそれたのは、露出を問題視することには円熟した年齢のせいでもあるが、自身の思索的な歌詞と共に世の中に対する堂々たる態度のためでもある。

「ショショショショー見せてあげる。ショショショー笑ってあげる。本当かどうか尋ねないでよ」(「ショショショ」)として、どの様に10年を超えてショーエンターティメントの女戦士になることが出来たのかを分からせる。実際<ラジオスター>で「私が一番上手く行って」をライブで歌う姿は気楽なだけではなかったが、男たちだけでなく女たちも簡単に飛びかかることができないような堂々とした態度は彼女が10年目の歌謡界の超えられない壁である理由だ。

イ・ヒョリ以降、セックスアピールを最も多く表したアイビーは、SNLコリアを通じて自ら築いた「セクシー女性歌手」のイメージを壊し、 「人気歌謡」でパンティレベルのスイムスーツを披露したCLは、新曲「悪い小娘」をチャート上位にし、扇情性論争を払拭した。

水着だけ着て容赦もなく骨盤を弾ませながら「Single Lady」と呼ぶビヨンセが過剰に感じられない理由は、強壮な彼女の太もものせいでもあるが「扇情的」と話し始める前に技術的に驚くべき踊りと爆発する歌唱力、圧倒的なパフォーマンスが舞台を掌握するためだ。ホットな舞台衣装やセクシーな振り付けはポータル検索語に早く昇ることができるが、もっとむき出しにもっと「強い」コンセプトのガールグループが現れれば、その分より迅速に忘れさられる。パターンだけが異なる曲では、大衆にアピールできないということだ。
  • Citylife_パク・チャンウン
  • 入力 2013-07-10 12:00:00