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100ドルスマートフォン時代が開く

中・印・アフリカの新興市場、今年の販売5億台/サムスン・LG電子・グーグル、低価格携帯電話ラインアップの強化 

  • 100ドルスマートフォン時代が開く
大多数のインドの人々はスマートフォンを買うとき、あまり多くのお金をかけない。初任給として給料1万5000~2万ルピー(約26万~34万ウォン)を得るインドの会社員が、端末価格85万ウォンのサムスンのGALAXY S5を買うことは容易ではない。代わりに、かれらは基本的な仕様のみを備えた100ドル前後のスマートフォンを主に選ぶ。簡単な検索やゲーム、文字メッセージと通話をするには全く問題がない。

中国・インド・アフリカ・東ヨーロッパをはじめとする新興市場を中心に、100ドルスマートフォンの時代が開いている。金のにおいを嗅ぎつけた世界的なスマートフォンメーカーは、爆発的に増える低価格スマートフォンの物量に備え、携帯電話の販売戦略を根本から変えている。

低価格スマートフォンの需要が急増しているインドは今年、米国を抜いて世界スマートフォンの販売順位で2位に上がる見通しだ。市場調査機関のSAは、今年一年に世界47カ国で販売される10億台あまりのスマートフォンの半分の5億台が、インドと中国市場で売れると予測した。飽和状態に入る高級スマートフォンの競争構図が一段落する代わりに、普及型モデルを「薄利多売」で売るところに熾烈な接戦が繰り広げられるだろう。

業界と外信によると14日、モトローラはこの日に低価格スマートフォン「Mote E」を出した。129ドル(約13万ウォン)ほどのお買い得だ。最近、中国のレノボに移ったモトローラが「捲土重来」のための最初の作品として低価格スマートフォンをさげて出てきたわけだ。4.3インチのディスプレイに1ギガバイトのシステムメモリを搭載し、そこそこのスマートフォンの機能に匹敵する。

会社存亡の危機に追い込まれたブラックベリーも、低価格モデルに活路を見出している。ブラックベリーがこの日公開した「ブラックベリーZ3」は、191ドル(約20万ウォン)の値札を付け、インドネシア市場に電撃発表された。サムスン電子とLG電子そしてGoogleをはじめとするスマートフォン業界のリーディングメーカーも、低価格携帯電話競争に本格的に参入している。

サムスン電子は、先月開かれた業績発表のカンファレンスコールを通じて「100ドル以下(低価格スマートフォン)市場が急速に成長しており、ラインアップを補強して対応する」と明らかにした。市場調査機関SAによると、過去3年間のグローバルスマートフォン市場で、100ドル以下の低価格携帯電話のシェアは1.1%から21.3%へと跳ね上がったのに対し、300ドル以上のスマートフォンのシェアは48.5%から34.9%に減った。

競争のパラダイムが変わったことを確認しただけに、低価格モデルの重要性を見過ごすことはできないと判断したものだ。

グーグルも最近、ネクサスブランドとは別に100ドル台のスマートフォンを製作中であることが伝えられた。LG電子は普及型スマートフォン「Fシリーズ」などで中低価格市場攻略に乗り出している。

韓国企業の立場から、スマートフォンの版図の変化は危機と同時にチャンスでもある。世界1位の座に上がった「GALAXY」ブランドは、低価格携帯電話市場でも力を発揮できる。課題は急に急に増えた競争プレーヤーをどのように制圧するかだ。低価格携帯電話は技術力のレベルが高くなく、誰でも簡単に作ることができる。

去る1985年、スティーブ・ジョブズ前アップル最高経営責任者(CEO)をアップルから追い出したことで有名なジョン・スカリーは、最近インドで低価格携帯電話ビジネスを新たに開始した。

台湾のAsusは先月、4490台湾ドル(約15万ウォン)で低価格フォン「ZenFone」を出した。

Xiaomi(小米)が先月、中国で公開した699元(約11万ウォン)ほどのスマートフォンは、発売直後から12時間のあいだに130万台が売れた。業界関係者は「スマートフォンの戦いの観戦ポイントは技術力で、コスト削減の方向に徐々に移動している」と説明した。
  • 毎日経済_ホン・ヂャンウォン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-05-14 17:19:21