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オーロラハンター、クォン・オチョル写真作家の撮影ヒント

広角レンズ・三脚の準備必須...デジカメ・携帯電話でもうまく撮れます 

  • オーロラハンター、クォン・オチョル写真作家の撮影ヒント
  • < CANON 5D mark Ⅱ、14mmレンズ、ISO 3200、f/2.8 20秒 >

最近はカメラ技術があまりにもよくなり、携帯電話でもオーロラ撮影が可能なほどだ。かなり明るいオーロラは、デジカメの自動デジタルカメラでも撮影できる。きちんと収めたいならレンズ交換が可能なデジタルカメラに広角レンズを準備する。5~15秒程度の露出時間が必要なので三脚は必須。

▶手動モードに転換

夜は昼とはまた異なる風景だ。光がほとんどないため、カメラの自動フォーカス(AF)と自動露出(AE)がきちんと動作しない。このため、ほとんどの操作を手動にしなければならない。手動撮影のため、カメラ上段のダイヤルを手動モードを意味する「M」に合わせる。

▶フォーカスを合わせる

夜は暗い対象の場合、自動フォーカス(AF)がきちんと作動しないため、オーロラがくっきりとあらわれるようフォーカスを合わせるのが容易でない。遠くの街路灯や明るい月に自動フォーカス(AF)で焦点を合わせた後、手動フォーカス(MF)に転換して固定する。ライブビューで画面を最大で確認すれば、より正確にフォーカスを合わせることができる。

▶露出決定

夜空はとても暗い。感度は高め、絞りはできるだけ開放してもシャッター速度が10秒内外になる。ISO 1600、f/4、10秒程度で始めてみる。暗く出たら露出をさらに与え、明るく出たらシャッター速度を短くして露出を合わせる。

▶オーロラ背景の記念写真撮影

オーロラを背景に記念写真を撮影するには、小さな懐中電灯が必要だ。スマートフォンでフラッシュアプリをダウンロードして利用してもよい。今回はフォーカスを無限大でなく人物に合わせ、撮影される時間の中間にしばし光を照らす。人物があまりにも明るく出たら、光を照らす時間をさらに短くして再度試してみる。撮影者本人も写真に出るようにするには、シャッターをタイマーモードにしておいてシャッターを押した後、素早く前に行って位置を掴んで立つ。

■クォン・オチョルはこんな人

全世界が認める名不虚伝の「オーロラハンター」だ。韓国人で初めて米国NASAの「今日の天文学写真(NASA Astronomy Picture of the Day)」に選定された最高の天体写真家でもある。全世界の天体写真家の集まりであるTWAN(The World At Night)の公式メンバー。
  • 毎日経済 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-05-18 15:35:35




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