幹細胞研究に韓国はいない

幹細胞特許、500件のうち韓国は1件のみ 

◆幹細胞、失われた10年◆

世界の幹細胞研究の競争に韓国はない。米国と日本・中国は疾走しているが、韓国は「黄禹錫(ファン・ウソク)トラウマ」に閉じ込められたまま、10年め足踏み状態だ。2009年に連邦政府が胚性幹細胞への支援に乗り出した幹細胞宗主国の米国は昨年、世界初のヒト胚性幹細胞の複製に成功した。

日本は2006年、世界初の成人の皮膚細胞を幹細胞に戻す「誘導多能性幹細胞(ips)」を開発した。30歳の日本の女性科学者が一歩進めて、新しい幹細胞を作る技術(STAP・万能細胞)」を開発して注目を集めた。中国もまた政府が幹細胞研究に興味を持ち、この10年間で1万2888件の論文を発表し、量的には韓国を上回った。

これに対し韓国は、2005年に黄禹錫もとソウル大学教授の論文操作波紋に巻き込まれて以後、明確な研究成果がない。世界が認定する論文と特許でも、韓国の研究陣は見出しにくい。

未来創造科学部によると、2012年に発表した幹細胞の韓国論文562件中、ネイチャー・セルなどの影響指数(IF)20以上の学術誌に掲載されたのはたった1件に過ぎなかった。

最近10年間、韓国論文の被引用回数は4点台で、世界平均(6点)にも及ばずにいる。被引用回数が最も高い論文トップ20の中にも国内研究陣の論文は一件も含まれていなかった。

この間に上位500の幹細胞特許で、韓国は1つだけ選ばれた。シェア0.2%だ。米国405件(81%)、日本33件(6.6%)との格差が大きくなったし、中国の2件(0.4%)よりも低かった。

韓国の幹細胞研究の枠組みを再びつかまなくてはならないという主張が起こっている。黄禹錫もと教授の論文操作事件以来、幹細胞研究に対する否定的な見方と、外国よりも厳格な規制によって、韓国における胚性幹細胞の研究は事実上不可能である。

カトリック大医学部のオ・イルファン教授は、「わが国の幹細胞研究の推進体系を再整備する必要がある」とし、「研究能力は世界最高レベルなので、システムが整ったならば、幹細胞分野で優れた成果を出せる」と語った。

■ 用語の説明
幹細胞(Stem Cell):体の組織・臓器などの様々な細胞に分化することができる原始細胞。どのような組織にも成長することができ、「万能細胞」や「全能細胞」とも呼ばれている。
  • 毎日経済_パク・キヒョ記者/ウォン・ホソプ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-02-18 17:36:03