モノのインターネットの爆発的な成長...米・中 インターネット覇権 競争

ITU全権委員会議、釜山BEXCOで10月20日開幕/193カ国の代表団...30万人が訪れる「ICTオリンピック」/ミン・ウォンギ議長「韓国がICT外交を主導する機会」 

◆「ICTオリンピック」ITU総会◆

来る10月、釜山で世界のインターネット秩序の主導権を握るための、米国と中国のプライドをかけた激突が起きる。6日、未来創造科学部によると、10月20日から11月7日まで、釜山一帯で開催される「2014国際電気通信連合(ITU)全権委員会議」では、インターネットガバナンス(Internet Governance・インターネット管理体制)が主要議題として登場する。ITU全権委員会議は4年ごとに開催される、情報通信技術(ICT)分野のグローバルポリシーを決定する最高位級の会議だ。1865年に始まったITU全権委員会議は今年、アジアでは日本に次いで2番目にわが国で開催される。

インターネットガバナンスは、全世界がインターネットで接続された状況で、国家間の最も重要な課題の一つだ。すべてのモノがインターネットに接続されている「モノのインターネット(IoT)」まで話題に上っている中で、インターネット世界の秩序を誰が立てるのかが、未来社会の主導権を握るところに重要な影響を与えるためだ。世界の政治と経済を牛耳る二大山脈である米国と中国が、率先して主導権争いをするのは当然のことだ。

今回のITU全権委員会議では、インターネットアドレスの管理と配分、サイバーセキュリティの統制など、インターネット上の統制・規制を誰が行うのかで激突する。

米国を筆頭に英国・フランス・ドイツなどの先進国が含まれている陣営では、政府中心の垂直的統制ではなく、民間機構である国際インターネットアドレス管理機構(ICANN)を中心に進めようと主張している。米国が中心となった現在のICANN体制を固守しようとする意志が込められたものだ。

一方、中国・ロシア・アラブなどの陣営は、これに反対の声を上げている。民間機構ではなく、ITU等の国際機構でインターネットのルールを管理し、各国政府が意見を出すことができる管理システムに変えようという意見だ。

これに対し、いまだに韓国は中立の立場を明らかにしている。未来創造科学部の関係者は、「現在までに数回、インターネットガバナンスに関連する会議が決裂したほど、双方の立場は尖鋭に対立している」とし、「今回の会議は米国と中国の影響力を調整する試験台になるだろう」と分析した。

これとともにIoTに関連して、各国の関連制度の整備と国家別格差の解消方案、オンライン環境で危険にさらされている子どもの保護のためのITUの役割、気候変動と環境保護に関連するICTの役割なども、今回の全権委員会議で議論される予定だ。中国内のフェイスブックやツイッターなどのソーシャルネットワークサービス(SNS)ブロックと事前検閲なども、俎上に上がるものと思われる。

ITU全権委員会議のミン・ウォンギ(閔元基)議長は、「今回の会議は、韓国が開催国であり議長国として、いくつかの議題を調整し、合意を導出する役割を引き受けることになった」とし、「全世界のICT政策外交を主導する絶好の機会となるだろう」と強調した。

4年ごとに開かれるITU全権委員会議は、IT技術から文化まで、サイバー世界のすべての政策が議論される「ICTオリンピック」で通じる。2月のソチ冬季オリンピックと6月のブラジルのワールドカップに続き、今年開かれる「第3のオリンピック」と呼ばれるのはこのためだ。

イ・サンハクITU全権委員会議準備企画団副団長は、「ITU全権委員会議は、冬季オリンピックやワールドカップとは異なり、イベントが終了したら完了するものではなく、会議期間中に決定されたグローバルICT政策が、全権委員会議の後にインターネット規制などに適用されて国民生活に直接影響を与えるという点で、他のオリンピックと違う」と説明した。

イ・サンハク団長は引き続き、「ICTは一国を越えたグローバルな問題であり、一国のICT分野の競争力は、グローバルICTの政策決定にどれほど該当国の利害関係を反映するかによって決定されるといっても過言ではない」と語った。
  • 毎日経済_ファン・ヂヘ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-02-06 17:18:40