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二次電池 韓国・中国・日本 市場占有率

サムスン、BMWと納品契約...LG、20万台の工場/中国では国家でサポート、日本・パナソニック「1位奪還」 

◆グローバル二次電池ビッグバン◆
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モバイル機器に使われる二次電池(バッテリー)産業に、電気自動車のバッテリーが加勢して、「二次電池ビッグバン」が本格化している。急膨張するグローバル二次電池市場での、人材スカウトや新技術、特許などをめぐって韓国・日本・中国間の競争はさらに熾烈だ。

3日、関連業界によると、世界の二次電池市場で韓国は2011年に初めて日本に追いついて以後、昨年まで3年連続で小型リチウムイオン電池の世界市場シェア1位を維持した。日本は2008年に51.1%で絶対強者の位置を占めたがますます下落し、昨年34.3%まで低下した。中国は昨年18.3%で、3位を走る。

メーカー別でも、サムスンSDIが11億3400万セルを出荷して1位を占め、LG化学が7億1500万セルで3位になった。2位はパナソニック(7億1800万セル)が順位を維持した。ソニーは3億1600万セルで4位を占めた。

モバイル分野を席巻した韓国企業の新たなモメンタムは「電気自動車」だ。

サムスンはグループレベルでサムスンSDIの電気自動車事業を支援するために、BMWとの長期購入契約を締結した。

特にサムスンのイ・ヂェヨン(李在鎔)副会長はBMWの新型i8を購入し、実際に乗ってみることにした。また、サムスングループ瑞草(ソチョ)社屋の駐車場に、年内に電気自動車の充電スタンドも設置する方案を推進中だ。イ・ヂェヨン副会長が注文したi8は、停止状態から時速100㎞に到達するまでに4.4秒かかり、最高時速250㎞にも及ぶスーパーカーだ。

LG化学も2011年4月、忠北(チュンブク)地方のオチャンに世界最大規模の電池工場を竣工し、年間で電気自動車20万台に電池を供給できる生産能力を備え、今年の電気自動車バッテリー分野1位に乗り出すことが有力だ。

しかし、韓国の二次電池産業は兆戦に直面している。日本と中国の企業が今年から競争力を育て、逆転を狙っているからだ。

日本のパナソニックが電気自動車メーカー「テスラ」に、継続的にバッテリー供給を拡大し、電気自動車用二次電池の代表として認識されていることが決定的な契機となった。二次電池事業を放棄しようとしていたソニーも、先月末に売却を撤回することに決定し、むしろ集中的に育成することにした。

中国は電気自動車と二次電池を国家的育成産業群にあげて、支援と投資に総力を傾けている。中国はPCとスマートフォンメーカーの内需市場が大きくなり、電池製造メーカーの投資で生産能力が急激に増えた。中国は新エネルギー自動車育成計画によって、2020年までに純粋な電気自動車(EV)とプラグイン・ハイブリッド電気自動車(PHEV)500万台を普及させるという目標を立てた。
  • 毎日経済_ソン・ヂェグォン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-02-03 17:44:18




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