世界1位翻訳SW業者買収したパク・ギヒョン代表

フランスのシストラン(SYSTRAN)買収…平昌オリンピックで通訳ロボットを披露 

「翻訳は世界各国の人々がお互いに理解し、共有できる感情を作るツールです。そのような大切なツールを世界最高の技術へと発展させたいです」

資本金100億ウォン余りの零細翻訳ソフトウェア業者が同じ業界で世界1位であるフランスのシストラン(SYSTRAN)を買収したのは一大事件だった。その主人公、シストランインターナショナルのパク・ギヒョン代表には自負心と確信が感じられた。サムスンギャラクシーS4スマートフォン「S翻訳機」の開発会社であるシーエスエルアイ(CSLI)は、シストランインターナショナルに名前だけが変わっただけではなく、位相までグローバルナンバーワンに跳躍した。

パク代表は1980年代、国内の大学生のベンチャー第1号企業であった​​「ビットコンピューター」をチョ・ヒョンジョン会長と共同創業した。「ベンチャーバブル」時代を経て、栄辱と海千山千をすべて経験したエンジニア出身の最高経営者(CEO)だ。彼は「言語的障壁により人との疎通が行われなければ、行間に敷かれた意味が色あせする場合が多い」とし、「問題を解決しようと20年を超えて翻訳ソリューション開発にしがみついた」と語った。パク代表は今回の引き受けを契機に次世代ITの食べ物として脚光を浴びている「ヒューマンコンピューティング」分野を席巻するという抱負を明らかにした。彼は「人と人の疎通を超えて機械が人の感情を読んで”オーダーメードサービス”を提供するソルーション開発に力を入れている」と伝えた。

Aという20代の男性が付き合ったガールフレンドからスマートフォン通話で別れの通知を受けた場合を仮定してみよう。スマートフォンはAの対話内容からAの感情状態が「悲しみ」であることを認知し、彼がスマートTVをつける場合、彼を慰めることができる感情的な内容のドラマを見せてくれる。私たちの生活は様々なスマート機器から自由になれない状況での疎通の外縁が人間から機械まで広がるわけだ。パク代表は来る2018年に開催される平昌冬季オリンピックで通訳ロボットを披露して全世界の人の前でそれぞれ違う言語を使う人間と人間がロボットを挟んで疎通する光景を見せる予定だ。

企業引き受け・合併(M&A)は大企業も数多くの試行錯誤を体験する難しい作業だ。海外M&Aの場合、その困難が倍になる。このような悪条件にグーグルとアップルまで欲しがった有望企業を引き受けた秘訣は何だろうか。

パク代表は「海外企業の引き受けは”必要”と”信頼”というふたつの要素が核心」と答えた。良い企業だといってむやみに買おうと飛びかかるよりも、その企業が持つ技術、ノウハウなどが本当に必要なのか可否を自問してみて、普段から協力関係を維持して相互の信頼を築いていくべきだというのが彼の助言だ。
  • 毎日経済_ハン・ウラム記者/チュ・ドンフン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-05-27 17:38:36