VISA KOREAのイアン・ジェーミソン社長…VISAはビッグデータそのもの

韓国では海外直購入が海外対面取引を越えるだろう 

「ロシア観光客数は世界的に増えており、韓国でも同様です。彼らが韓国を訪れる主な目的は、医療観光と電子製品の購入です。韓国は19歳未満の未成年者のオンライン『直接購入(個人輸入)』パターンをよく見る必要があります」

去る2月、プライベートな場で初めて会ったVISA KOREAのイアン・ジェーミソン社長(43)の話だ。彼の分析は先月中旬、文化体育観光部と新韓カードが打ち出した「2013外国人クレジットカード韓国国内使用支出額分析」で実際にあらわれた。

世界最大の国際ブランドクレジットカード社であるVISAの決済網と、これを通じて蓄積された膨大なデータが格別な洞察力の秘訣だ。全世界でなされるカード決済の20%がVISAを通じ、秒ごとに数千万件の決済がVISAロゴのついたカードを通じてなされる。彼の言葉のように「VISAがまさにビッグデータ」であるわけだ。

精密かつ精巧に分析されたグローバルトレンドと、彼が韓国のクレジットカードと消費市場に対してもっている意見を聞こうと、先月30日にジェーミソン社長を訪ねた。1月に就任した後、言論との初めてのインタビューだ。ジェーミソン社長は、「消費の80%(米国50%)がカードでなされる韓国は、世界で最も大きなカード市場だが、成熟期にさしかかったのもまた事実」だとし、「しかし、成長のチャンスはいくらでもある」と明らかにした。

一番目がチェックカードだ。彼は、「韓国にチェックカードが登場して10年を越えたが、本格的な成長は政府が税制の恵沢を与え始めた最近数年のあいだ」だとし、「海外・オンライン決済の割合が増えながら、チェックカードの利用も増加するだろう」と見通した。同じ脈略で彼が注目するまたもうひとつは電子商取引(e-commerce)だ。ジェーミソン社長は、「韓国の電子商取引市場は年ごとに40%近い成長をみせており、2018年には直接・間接的な市場規模が数十兆ウォンに達するだろう」とし、「これはチェックカード活性化の動力でもある」と語った。

最近では海外直購入熱風がもたらす様々な変化を予測している。

ジェーミソン社長は、「1~2年以内に海外直購入で物品を購入する割合が海外に直接出て取引する割合を越えるだろう」と確信した。彼は、「今年に入って4月末基準で海外対面取引と海外直購入の割合が58対42だった」とし、「対面取引が前年に比べて10%増加した反面、海外直購入は40%以上増えた」と説明した。

夏休みシーズンが終わり、年末になると割合は変わるかもしれないが、増加速度を見ると逆転は時間の問題だという意味だ。ジェーミソン社長は、「タブレットコンピューターとスマートフォンを通じ、仮想環境に慣れ親しんだ未成年者の決済パターンに注目するべきだ」と強調した。彼は、「未成年者のオフラインショップの訪問回数は成人よりはるかに少なく、多様な決済手段を利用するのに拒否感がまったくない」と紹介した。

▶ ビッグデータで消費を引き出すかが重要「リアルタイムメッセージング」韓国導入計画

最近、国内カード社の間で競争になったビッグデータサービスと関連しても一言述べた。「ビッグデータをもっているのとビッグデータでカード使用者の消費を誘導できるかは異なる話」だとし、「VISAは米国で先に紹介した『リアルタイムメッセージング(Real time messaging)』サービスを数年の間に韓国でも打ち出す計画」だと明らかにした。

カード使用者の同意を前提になされる「リアルタイムメッセージング」は、カード社が顧客の消費パターンを分析し、商人に提供するサービスのことをいう。毎日のようにコーヒーチェーン店に立ち寄る顧客がいると仮定した時、同じ動線に位置した店にこの事実を通報し、店は顧客を掴むために各種割引特典を提供する。

昨年から最近まで、VISAは国際ブランドカードで韓国内で決済時に手数料が発生することと関連し、これをなくそうと試みた金融当局と神経戦を繰り広げた。ジェーミソン社長は、「VISAが賦課するのは企業間のビジネスサービス過程で発生する手数料のみ」だとし、「一角の誤解と異なり、VISA KOREAは自らを韓国企業だと考えており、金融当局はもちろんのこと、顧客カード社との良い関係を構築するため努力する」と語った。最近、VISAはカード業界・金融当局とともにトークン化(Tokenization)技術導入を論議している。

クレジットカードにトークン化技術が適用されると、カード加盟店の端末機にクレジットカード番号のかわりにランダムなトークン番号のみ保存し、個人情報保護強化のための手段のうちのひとつとして脚光を受けている。

■He is...
△1971年、英国ロンドン生まれ △英国レスター大学経営学科卒業 △1989年アビー・ナショナルチーム長 △1995年VISA中東オペレーションマネージャー △2001年VISAサウジアラビア副社長 △2004年VISAニュージーランド・パシフィックアイランド社長 △2009年VISAアジア・パシフィック海外事業部門担当 △2010年VISAフィリピン・ノースパシフィックアイランド社長 △2014年1月VISAコリア・モンゴル社長
  • 毎日経済_イ・ユソプ記者/写真_キム・ホヨン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-06-01 18:16:38