釜山市の主要な指標変化、ワンアジアの海洋首都で浮上

30年後を仮定した釜山の未来の姿 

2043年、釜山市江西区の釜山新港。数十隻のコンテナ船が一度に接岸し、あわただしくコンテナを積み下ろしている。車に乗って10分あまり移動すれば、派手なクルーズ船が目に入って来る。数千人の観光客たちが明るい顔をほころばせ、ときめいた足取りで歩いている。わずか30分の距離にある新空港を通じて、日本や中国はもちろん、フランスやアメリカなどから入国した人々だ。釜山新港は世界5大コンテナ港はもちろん、世界で指折り数えられるクルーズ母港に急成長した。新空港は65ヶ国の200あまりの都市を行き交う国際路線を保有し、名実ともに東北アジアのハブ空港としての役目を果たしている。

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30年後を仮定した、釜山の未来の姿だ。こんな未来の姿が何の根拠もない夢ではなく、現実になってきている。北極海航路とユーラシア大陸横断鉄道が目前のこととなったうえに、釜山を訪問するクルーズ客が急増し、釜山が東北アジアの観光とコンベンション産業の中心地として浮上するなど、さいきんの釜山の成長がこれを裏付けているからだ。

北極海航路の開設が現実のものとなりつつ、釜山はユーラシア関門として最大の恩恵を得るかもしれない。先月、現代グロービスはわが国初の北極海航路の試験運航に成功した。北極海航路の最大の長所は運航距離の短縮だ。釜山からオランダのロッテルダムまで、スエズ運河を通ると2万㎞を行かなければならない。40日がかかる。北極海航路を利用すれば1万5000㎞にまで縮めることができ、運航日数も30日に減る。既存のスエズ運河経由とくらべ、距離と運航時間が30%ほど減るわけだ。輸送費用も25%ほど減少する。

特に去る13日、朴槿恵(パク・クネ)大統領とプーチン大統領の首脳会談で北極海航路活性化のための両国間の協力に合意したことから、北極海航路開発はさらに活性化する見込みだ。また両首脳はユーラシア大陸横断鉄道に対しても協力を強化することにし、釜山が陸上と海上物流の拠点として浮上している。

朴大統領は去る9月にロシアのサンクトペテルブルクで開かれた初の韓・ロ首脳会談で、「釜山から出発し、ロシアを経てヨーロッパまで行く鉄道がぜひあればという夢を見た」と語ってもいる。プーチン大統領も去る10月、インドネシアのバリで開かれたAPEC首脳会議で「シベリア鉄道を引き続き改善し、韓半島からヨーロッパまで繋がるようにする」と明らかにした。

このような無限の可能性に加えて最近は恐ろしいほどの成長ぶりを見せ、釜山は東北アジアの海洋首都へと大またで近づいている。釜山を訪問するクルーズ客が今年は史上最高を記録するなど、成長を重ねているのだ。

釜山出入国管理事務所によれば、今年の釜山港のクルーズ船舶の入港回数は総108回、乗客は20万864名と集計された。これは去年のクルーズ客(11万8568人)に比べて70%以上の増加だ。来年も釜山港を行き交うクルーズ船各社の大部分が20%以上増便する予定なので、140便あまりのクルーズ船が観光客25万余を乗せて釜山へ来ることと予想される。

釜山はまた東北アジアの観光とコンベンション産業の中心地として浮上している。2005年のAPEC首脳会議など大型国際行事の開催成功によって、釜山は世界的な会議・インセンティブ観光・コンベンション・MICE都市として急成長した。また、観光インフラストラクチャーの継続拡充を通じ、外国人観光客300万人時代を目前にしている。
  • 毎日経済_釜山=パク・ドンミン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2013-11-28 07:37:01