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「釜山に超一流の金融MBAを作ろう」…世界知識フォーラム釜山セッション

◆ 第17回世界知識フォーラム/釜山セッション ◆ 

  • 「釜山に超一流の金融MBAを作ろう」…世界知識フォーラム釜山セッション
毎日経済新聞・MBNと釜山市は14日、「アジアの金融ハブ都市釜山」をテーマに世界知識フォーラム釜山セッションを開催した。前列左三番目からソン・セファンBNK金融グループ会長、チャン・デファン毎経メディアグループ会長、ドン・タプスコット タブスコット・グループ最高経営責任者(CEO)、インゴ・ヴァルター ニューヨーク大学スターンスクール名誉教授、ソ・ビョンス釜山市長、チョ・ソンジェ釜山商工会議所会長などが世界知識フォーラム初の地域のセッションを祝っている。 [釜山=キム・ホヨン記者]

釜山港の貨物取扱量の急減や造船業界の船舶受注量の減少などでゆらぐ釜山の経済を回復するためには、金融の中心都市として変貌する「大革新」が必要だという診断が出てきた。その第一歩として金融専門家を養成するために、釜山地域の大学に金融専門大学院を設立するべきだという意見が提示された。

14日、釜山パラダイスホテルで「金融ハブ釜山」をテーマに開かれた世界知識フォーラム釜山セッションで、チャン・デファン毎経メディアグループ会長は「釜山の金融IQを引き上げて、金融専門家を養成しなければならない」とし、「釜山の各大学が心をひとつにして、超一流の金融MBA課程を作ってほしい」と提案した。

最近、造船・鉄鋼・海運などの主力産業が不振をきたしている釜山が、尖端金融業界を将来の産業として育成するなど、産業のスペクトルを拡張する必要があることを意味する。今年で17回目を迎えた世界知識フォーラムで、初めて用意した地域のセッションに集まった専門家たちは、釜山が国際金融の中心地として成長するための最良の技術革新は人材育成だと意を集めた。

実際に、釜山は資産管理公社や預託決済院などの主要金融公共機関の本社移転が完了するにつれて、金融修士課程の需要も増えており、関連専門大学院の設立が急がれる。特に海洋・船舶金融など、釜山に特化した国際金融の専門人材を養成するところが必要だという世論も高い。

フォーラムに参加したシン・ジェユン前金融委員長は、「優秀な金融人材を育てることは釜山の持続可能な成長のために最も重要な課題」だと同意した。シン前委員長は、「世界的な金融環境は伝統的な金融規制方式から抜け出して、テロやマネーロンダリングの防止などが重要になっている」とし、「金融MBA課程で関連専門家を養成することは、金融教育のメッカとして釜山を位置づけする契機となるだろう」と強調した。今年は釜山に「資金洗浄防止国際機関の教育研究院(FATF TREIN)」もオープンし、今後各大学が金融MBA課程を開設する場合は相乗効果が大きいと予想される。

マッコーリー・インフラストラクチャー・アンド・リアル・アセッツのマーティン・スタンレー最高経営責任者も、「釜山に金融MBA課程を導入することは、釜山を金融都市に再跳躍させるために非常に重要だ」と強調した。

地域内の金融機関も今回の提案に、一斉に歓迎の声を上げた。ある公共金融機関の機関長は、「釜山で金融専門人材を養成することは良いアイデアだと思う」とし、「設立過程に積極的に協力するつもり」だと述べた。

一方、この日のフォーラムでは金海新空港などの数兆ウォンに達する投資が予定されている釜山に、インフラ投資を増やすべきだという意見も提示された。ドン・タプスコットCEOは、「釜山がフィンテック(FinTech)ハブとして発展するために、ブロックチェーン技術に対する関心が重要だ」と強調した。
  • 毎日経済_チェ・ジョンウォン記者/チョン・ジソン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-10-14 17:35:29




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