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3Dプリンティング 、誰でも手軽に創業 「一人メイカー」すでに1億3500万人

韓国メイカー人口1万人 3Dプリンター全盛時代到来 

3Dプリンターが普及し始め、「メイカーの時代」が開かれようとしている。「メイカー」は3Dプリンタとモデリング・ソフトウェアなどのデジタル制作ツールを活用し、自分だけの試作製品(プロトタイプ)を作る人たちのことを言う。

アメリカでは2006年にアマチュアの製造者が集まり、作った作品を展示して情報を共有するイベント「メイカーフェア」が開かれてメイカーが本格的に登場し、現在メイカーの人口は1億3500万人と推算される。国内では2012年に「メイカーフェア・ソウル」イベントが開かれ、水面上に登場した。今年9月に開かれる「第3回メイカーフェア・ソウル」の参加者は2年ぶりで5倍に増えると予想されるなど、急増している。

韓国でも現在、ネイバーのカフェ「アドゥイノ ストーリー(ARDUINO STORY)」、フェイスブックの「韓国メイカーモイム」などの同好会を中心に、最大1万人のメイカーがいると推算されている。

未来創造科学部・中小企業振興公団などの公共機関とファブラボ(fab lab)・オープンクリエーターズ(OPENCREATORS)などの民間を含め、韓国の全体で一般の人が利用できる3Dプリンタの製作スペースは18カ所で、総63台の3Dプリンターを保有している。ファブラボの利用者が毎年2倍ずつ以上成長するなど、利用率が急増している。

家庭に普及した100万~200万ウォン台の低価格3Dプリンタも数百台と推定される。

専門家らはメイカーの登場を製造パラダイムの変革として評価する。『3Dプリンタのすべて』の著者であるタイド・インスティチュートのホ・ジェ チーム長は、「メイカーの登場は、少品種大量生産の時代から多品種少量生産・個別化製品の製造に変化する第3次産業革命」とし、「初期には自分だけの独特な製品を製作し、少しずつニッチ市場を狙った製品の製造に、さらには創業につながるだろう」と予想した。
  • 毎日経済_ファン・ヂヘ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-06-16 17:35:52




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