3Dプリンティング、銃器・麻薬複製など犯罪悪用の憂慮


銃器の所持が禁止された日本で先月、青年が銃器所持の疑いで拘束されながら一度騒乱が生じた。東京南側の横浜市で神奈川県警察が、3Dプリンターでつくったプラスチック拳銃5丁を所持した疑いで大学教職員居村佳知容疑者(27)を逮捕したものだ。総天然色プラスチック素材でつくった拳銃の外観は粗雑だったが、殺傷用武器としては使うには遜色のない水準だった。5丁の拳銃のうち2丁が2.5合板10枚を貫通するほどの性能を出した。

3Dプリンティング技術の普及が拡散されながら、このような副作用事例も続々と発生するものと予測される。3Dプリンティングを活用し、犯罪目的に使おうとする試みが止まらないだろうという話だ。マフィアをはじめとした資金力を備えた巨大犯罪集団が、次世代成長動力として3Dプリンティング技術をもって出る可能性も提起されている。

最も憂慮の声が高い分野のうちのひとつが薬物製造イシューだ。すでに技術力は一定水準に上がってきた状態だ。英国グラスゴー大学のリー・クロニン教授は、分子成分になった原材料インクを3Dプリンター0に入れて医薬品をつくるプロジェクトを進行中だ。これを悪用すれば麻薬をつくるのがさらに容易になるという論理にもなる。米国医学・化学専門記者のマイク・パワーは著書「Drugs2.0」を通じ、「個人が家の中で3Dプリンターでエクスタシー(MDMA)など合成麻薬とコカインをつくる日が遠くない」と警告したりもした。偽物医薬品流通の憂慮も絶え間なく出ている。所得水準が高くない中国とインド・アフリカ大陸が集中ターゲットになる確率が高い。

個人情報の保護問題も絶え間なく膨れ上がるものと展望される。鍵や指紋・さらには顔の外形まで3Dプリンターで複製し、個人情報体系の根幹が揺れる可能性も出る。耳や鼻を複製する道が開かれながら、身体組織を部品のように取引するのが正しいことなのかという倫理的な問題も提起されるものと見られる。

著作権イシューも指摘しなければならない対象だ。「複製」を主な武器にする3Dプリンターの特性上、避けられない主題だ。例えば、巨大芸能企画者が出した所属歌手のミニチュアを個人が家で3Dプリンターで複製する場合、著作権違反が成立するのかをもって紛争が繰り広げられるかもしれない。MP3がひとしきり出た頃、音盤市場で生じた論難が3Dプリンティング市場で繰り返されるかもしれないという話だ。
  • 毎日経済_ホン・ジャンウォン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-06-17 17:16:07