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[韓国100大CEO] 李慶秀コスメックス会長…「THAAD問題」中国市場で毎年50%ずつ成長


  • [韓国100大CEO] 李慶秀コスメックス会長…「THAAD問題」中国市場で毎年50%ずつ成長
6億個。

昨年の化粧品ODM(製造者開発生産)専門企業のコスメックスが韓国・中国・米国などで生産した化粧品の数だ。「全世界の人口の11人に1人がコスメックスで作られた化粧品を使用している」という言葉は意味も無く出てきた訳ではない。

輸出優先政策を行ってきたコスメックスは2015年に「5000万ドル輸出の塔」を、昨年には業界で初めて「1億ドル輸出の塔」を受賞した。輸出地域も多様だ。

化粧品産業の本場である米国・フランス・日本を含めて100か国以上に達する。最近では輸出だけでなく中国の上海・広州・米国・インドネシアなどに進出し、さらに目に見える成果を出している。特に景気減速の流れの中でも、中国では最近12年間のあいだ毎年平均40~50%ずつ成長してきた。李慶秀(イ・ギョンス)コスメックス会長は「全世界の化粧品市場の成長率が最も速い中国市場で中国内の最大顧客会社と緊密に協力している」とし「グローバル顧客会社のニーズを満たすことができるカスタマイズサービスを提供している」と自負心を表した。

コスメックスの成長は、李慶秀会長が常に強調してきた「研究と技術革新」に裏付けされた結果だ。李慶秀会長は、R&D(研究開発)に毎年の売上高の5%以上を着実に投資している。李慶秀会長は特に「コスメックスR&I」センターを育てるのに努力を注ぐ。コスメックスR&Iセンターの名前には、コスメックスの創業理念とそれに関連する重要な価値が含まれている。「研究する(Research)企業」という根本的な精神とともに「創意・革新(Innovation)」「プロフェッショナリズム」の精神を実行するという意味の「R&I(Research&Innovation)」だ。

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最高水準の品質が保証され、誰もが信じて使える製品を開発することが会社の使命だ。このためコスメックスは、各分野別に特化した研究所を運営してきた。韓国では板橋R&Iセンターを置いて合計5つ(スキンケア・メイクアップ・Advanced Tech・安全性効能・海外)の部門に分け、8つのラップ・23のチームは・研究経営室組織を運営している。

コスメックスR&Iセンターでさらに目立つ点は、スキンケアとメイクアップの分野を区分運営するほとんどの企業とは異なりスキンケアとメイクアップ部門を統合運営しているという点だ。技術の性質が似ているそれぞれのラップを合わせ、製品開発の相乗効果を狙った。スキンケアとメイクアップ機能が一つに融合したCCクリームと顔色クリームなどの市場をリードする新製品を開発できたのもそのおかげだ。

李慶秀会長はまた、グローバル技術競争力の確保のために海外法人の研究所との協力にも力を注いでいる。製品の基盤となる技術は韓国R&Iセンターから支援し、海外法人の研究所では現地の特性に合わせた製品を開発し、グローバル市場を攻略する。今年コスメックスは国内法人の生産能力を拡大させ、上海の色調化粧品工場を稼働させる計画だ。インドネシアの法人では近い将来、ハラール化粧品の生産も開始する。
  • 毎経エコノミー 第1901号
  • 入力 2017-05-27 06:55:48




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