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中東で認められる韓国医術 アラブ首長国連邦の現地にがんセンターも

[ヘルスケア産業ビッグバン] 市場1%だけ増えても100兆 

「中東の国々は韓国の医療技術を認めています。医療サービスと研修や病院の誘致など、ヘルスケア分野で韓国と協力しようとする動きが広がっています」

保健産業振興院の鄭起澤(チョン・ギテク)院長は、「建設に続いて医療が‘第2中東ブーム'を作っている」と語る。中東は世界的な病院と医療陣がしのぎを削っているところだ。米国の名門コーネル大学は、2002年にカタールのドーハに医学部を開いた。米国の3大病院の一つである「クリーブランド・クリニック」はアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビに病院(360病床)を建てており、ハーバード大学は外国人患者誘致のためのドバイ「ヘルスケアシティホテル」内に400床規模で入居する。韓国医療は少なくとも中東では世界的な病院と肩を並べている。

▶ 脳科学研究院など進出準備

韓・中東間の医療協力は、3年という短い期間で無から有を創造した代表的な成功事例と言える。現在、サウジアラビアのキングファハド王立病院(KFMC)は、韓国の医療技術とシステムをそのまま持ち込んで、彼らの医療モデルにするための「双子プロジェクト」がひとしきりだ。サムスンソウル病院は王立病院に、難治性脳腫瘍の治療法開発のための医療技術やシステムを、丸ごと伝授するプロジェクトの最終契約を目前にしている。

カチョンギル病院も王立病院に脳科学研究院を入居させる契約を控え、最後の交渉を行っている。過去、米国で「ミネソタ・プロジェクト」を通じて先進医療技術を伝授された韓国が、半世紀ぶりに医療システムと技術を世界最高に発展させて伝授することになったのだ。

▶ 訪韓するUAE患者は年に1万人、現地にがんセンター・ワクチン工場

先月にはアラブ首長国連邦(UAE)にソウル聖母病院が、韓国型健康検診センターとがんセンターを建設し、緑十字ワクチン工場を設立する協定を結んだ。去る26日にはサウジアラビアに造成される「韓・サウジアラビア特化製薬団地」に、日東製藥(抗がん剤工場)・中外製薬(髄液工場)・BCワールド製薬(高血圧製剤など技術移転)などが参加することになった。

有料医療スタッフの研修を通じ、ちょっとした収入とともに「親韓派」人士を多数養成できるものと見られる。今年はサウジアラビアで医療スタッフ14人の研修を進行中だが、来年は100人に増える予定だ。

このような成果は、韓国を訪れて治療を受けた中東の患者たちが韓国の医療レベルを知り、再び中東へ戻っての「クチコミ」の結果だ。保健福祉部によると、アラブ首長国連邦政府が韓国に送った患者は、2010年には54人に過ぎなかったが昨年は2603人に達し、今年はすでに4000人を超えて1万人を突破するものと見られる。

< 用語の説明 >

バイオシミラー:人体のタンパク質を利用したバイオ医薬品複製薬をいう。バイオ医薬品製造の特性上、完全に同一にはできないため、「複製」よりは「シミラー(Similar)」という語を使用する。

ジェネリック:特許が満了した新薬の成分と化学構造などを同一に作った医薬品をいう。アスピリンなどの合成医薬品複製薬をジェネリックと言い、バイオ医薬品複製薬はバイオシミラーと言う。

オバマケア:バラク・オバマ米大統領が意欲的に推進した医療保険改革案。民間保険を中心に運営され、医療保険の死角地帯に置かれていた米国人が保険優遇を得ることができるようにするのが骨子。
  • 毎日経済_パク・キヒョ記者/イ・セボム記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-06-27 15:39:47