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[韓国100大CEO] 車南圭ハンファ生命社長…根本的革新で利益1兆ウォンに挑戦


  • [韓国100大CEO] 車南圭ハンファ生命社長…根本的革新で利益1兆ウォンに挑戦
「保険の環境は、現在私たちに構造的な変化を求めている。低金利が持続されながら金融市場の不確実性は増加しており、IFRS17、新支給余力制度の導入が目前にある。根本的・持続的イノベーションを通じて危機克服を乗り越え、若くて強い一流のハンファ生命に跳躍していく」

これは昨年末、ハンファ生命の車南圭(チャ・ナムギュ)社長が2017経営戦略会議で明らかにした一声だ。

2016年は、ハンファ生命にとって記念碑的な1年だった。2008年の資産50兆ウォンを突破して以来8年で総資産100兆ウォンを突破した。

資産100兆ウォンの達成を眺める車南圭社長の会社に対する愛情は格別だ。車南圭社長は非金融人としてハンファグループに入社したあと、2002年にハンファグループがハンファ生命(旧大韓生命)を買収したときに初めて支援部門統括専務としてハンファ生命に足を踏み入れた。ハンファ生命の成長勢が目に見えて拡大したのがこの時からだ。当時約29兆ウォンに過ぎなかった総資産は13年目である2016年に入って3倍以上の規模に成長しており、収入保険料も9兆4600億ウォンから2016年基準15兆1800億ウォンに約1.6倍増加した。

ハンファ生命の成長と一緒に専門金融人として、車南圭社長の業界内での立志もしっかりと固めているという評価だ。車南圭社長は「ハンファ生命は保険営業の継続的な成長と経営革新をもとに安定した成長勢を示している。一流金融社として競争力強化にすべてのエネルギーを結集させ、2020年には税引前利益1兆ウォン、新契約価値7200億ウォンの達成に挑戦する」という野心を明かした。

  • [韓国100大CEO] 車南圭ハンファ生命社長…根本的革新で利益1兆ウォンに挑戦
車南圭社長は、新しい金融サービスとして浮上しているフィンテック分野にも力を注いでいる。昨年10月ハンファ生命は「ドリームプラス63ハンファ生命フィンテックセンター」を開いた。ここではセントビー、フィンダ、センストンなど11のフィンテックスタートアップが金融会社との事業提携を通じてサービスを開始し、海外投資も誘致するという成果を出している。4月には2期入住社を募集してフィンテック育成の代表登竜門として位置づけるという野心的な計画まで立てた。特に本認可を獲得して本格的に営業を控えたインターネット専門銀行であるKバンクでも保険会社の中で唯一参加したハンファ生命が断然引き立って見える。ハンファ生命は、Kバンクのバンカシュアランス事業のための最終準備に万全を期している。

車南圭社長は不確実性が大きくなって低成長・低金利が続くなか、今年の3大重点推進方向に「新契約価値ベースの商品販売」「保険本源的損益管理の強化」「運用資産利益率の向上」を掲げた。営業部門では新契約価値中心の管理システムを通じて、中長期的な効率性を高めると発表した。またIFRS17、新支給余力制度の導入など、変化する外部環境にも徹底した態勢を整えた。昨年末の組織改編を通じて最も革新的な責任者をCEO直属で新設し、計理システムの改善と共に家庭管理システムなどの基礎インフラを構築している。
  • 毎経エコノミー1901号
  • 入力 2017-06-06 09:00:00




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