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[韓国100大CEO] チェ・ビョンオファッショングループヒョンジ会長…「アートモルリン」「カステルバジャック」で乗勝街道


  • [韓国100大CEO] チェ・ビョンオファッショングループヒョンジ会長…「アートモルリン」「カステルバジャック」で乗勝街道
去る3月3日、釜山の下端オゴリに複合ショッピングモール「アートモルリン」がオープンした。ファッショングループヒョンジのチェ・ビョンオ会長が子供のころに見てきた「五日市」が開かれる場所だった。38年前に彼は故郷である釜山を離れて上京し、22のブランドで全国2200店以上を保有しているファッショングループヒョンジを設立した。ここにとどまらず流通業にも挑戦し、故郷の地に複合ショッピングモールを作ったのだ。

チェ会長は地域住民たちに快適な文化とショッピングの空間を提供することで、故郷に何か恩返しをしたいという普段からの念願を実現できたと満足している。

不屈の起業家精神として注目されているチェ会長は1982年にファッション事業を開始したあと、1996年に「クロコダイルレディー」を披露した。「クロコダイルレディー」は30~50代の女性カジュアルというブルーオーシャンを新たに開拓した長寿ブランドとして定着した。以後「シャトレン」「オリビアハスラー」「ラジェロ」などを相次いで披露し、女性服の一等企業として跳躍した。

2009年の社名変更とともにCIを発表し、総合ファッション企業というビジョンを宣布して戦略的な買収合併と新ブランドを相次いで進めながら事業領域を拡大した。2012年に男性服専門企業「ウソンI&C(現ヒョンジI&C)」を買収し、2013年には学生服の「エリートベーシック(現ヒョンジエリート)」やショッピングモール「バウハウス(現ヒョンジショッピング)」を系列会社に編入した。2015年には製靴名家である「エスクァイア(現ヒョンジエスクァイア)」まで買収した。これにより婦人服、紳士服、アウトドア、ゴルフウェア、学生服、靴・雑貨、ホームリビング、ショッピングモールなどにポートフォリオを広げ、持続成長の基盤を設けたという評価を受けている。

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グローバル進出意志も群を抜いている。昨年フランスのブランドである「カステルバジャック」のグローバル商標権を取得したのが代表的だ。ファッショングループヒョンジは2015年カステルバジャックゴルフウェアを発表し、ファッションゴルフウェアという新風を巻き起こした。昨年にはカステルバジャック雑貨を、今年に入ってからはカステルバジャックホームリビングを相次いで発表した。2013年に買収したヒョンジエリートは、韓国の制服市場の停滞を克服するために中国のB2B専門企業であるパオシニアオグループと合弁法人を設立し、6兆ウォン規模の中国の制服市場への進出を目前に控えている

チェ会長は事業成果はもちろん、業界の発展と社会貢献にも積極的に寄与している。

チェ会長は「スプーン階級論(親の資産や収入によって子供世代の階層が決まるとする階級論)」が広まっているなどの希望が切実な時代、自身の話が少しでも希望になるのであればと積極的に講演に出ている。また韓国の衣類産業協会長として、業界の発展に力を入れている。ことし韓国衣類産業協会長として3回目の再任をし、これまで韓国衣類企業の海外市場販路開拓支援、衣料企業の知的財産権保護活動を広げてきた。また衣類縫製産業の小商工人オーダー活性化のための実態調査、人材育成、士気振作行事の開催などを通じて同伴成長と相生経営実践の先頭に立っている。
  • 毎経エコノミー 1901号
  • 入力 2017-07-01 08:48:50




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