[創業トレンド ④/⑤] SNS、創業勝敗分ける

変わる創業トレンド 

  • < SNSで爆発的なマーケティング効果を見せた美人時計 >

先日、米国ランジェリー会社であるハスラーランジェリーが韓国にランチングしながら、ソーシャルネットワークサービス(SNS)を通じて「古いパンツを見せてくれたら新しいパンツをあげる」というイベントを実施した。多少扇情的なため参与率が低調だろうという憂慮とは異なり、色々なSNSタイムラインに同時に乗り、ツイッターのリツイート(retweet・伝達)が次々と続いた。数十人の当選者にわずか2万9000ウォンの新しいパンツをあげる極めて少ないマーケティング費用で大ヒットを爆発させた。

チキン製造とフランチャイズを展開している(株)デデはバーベキュー鴨焼き専門店「オリグンデンイ」を出しながら、ソーシャルコマースを通じ、半額イベントを実施した。その結果、たった一日で1500人の顧客を確保し、198㎡(60坪)の店は毎日のようにごった返した。

このようにSNSは、企業の興亡盛衰を左右するほどの怪力を持った有機的プラットフォームとして定着している。SNSは文字そのままオンライン上で不特定多数と交感できるサービスだが、ツイッター、フェイスブック、フォースクエア(Foursquare)など多数があり、国内加入者だけでも1200万人を超える程で、爆発的な人気を得ている。ここへいつどこでもこれらSNSと連動が可能になったスマートフォンが大衆化しながら、SNS活用価値は日ごとに高まる最中だ。

過去には消費者が「ブランド」を買ったなら今は「共同関心事を持った友達の考え」を買う時代に変わった。ある友達がある飲食店のメニューについて好評をフェイスブックにポスティングすると、その好評はリアルタイムで他の友達に伝達され、これは直ちに有用な情報として作用し、彼らを友好的消費者にする効果をもたらす。

日本のある事例を見ると、SNSを活用したマーケティングがどのような方法に進化するのか図ってみることができる。

先日、新宿に「美人時計」が登場した。美人達が順番に出て時間を知らせてくれるオフラインイベントだ。ところでこのマーケティングが爆発的な人気を呼ぶなり、今回は模倣イベントの「マスク女」が登場した。マスクをつけた看護婦達がやはり毎時間出てピケットを通して時刻を知らせてくれるイベントだ。主催企業は製薬会社で軟膏を一つ買うとマスクをとって実物を確認するようにしたサービスだった。やはり大成功だった。そうすると今回はこれをウェブに移して進行し、続いてアプリ(application)を開発しスマートフォンと連動させた。簡単に見えるイベントだが、オフラインからオンラインへ、そしてイベントから販売へ続くアイディアの進化をうまく見せてくれる。今も相変わらずこのイベントはSNSのタイムラインを目を通している。

SNS商業的接近、顧客反発を念頭に


ツイッターを利用した米国のある創業事例は、SNSの活用機能性をうまく見せてくれる。あるチキン業者がツイッターだけで注文できる「ツイートチキン」を披露した。調理施設を装着した塔車が一定のコースで移動しながら次の地点のツイテリアン(twitterian)たちから事前に注文を受け配達し、再度次の地点へ移動する営業形態だ。低費用創業が可能で商圏制約がないだけでなく、人が集まる所ならどこでも訪ねて行ける機動力が目立ったモデルだ。十分に「訪ねて行くサービス」の真髄を見せてくれるビジネスモデルというに値する。

このようにSNSは大小企業を問わずその活用価値が相当なものだ。

しかし、SNSの特性をきちんと理解できなければややもすれば反作用をもたらす恐れもある。ツイッターは速報交換の側面で長所があるが、短文中心の雑談水準から抜け出せずにいる。フェイスブックは疎通の蓄積と人的交流は効果的だが、コンテンツのデータベース化には限界があり、フォースクエアは比較的単純な道具で深みが不足しているという短所がある。

ここへ最近外食業者が主に活用するソーシャルコマースは、ややもすれば常連顧客の反発など相当な反作用を招く恐れがある。とくにSNS利用者は商業的な接近に対する拒否感が強いという点も念頭に置く必要がある。
  • 毎経エコノミー_イ・ヒョンソク ビジネスユーエヌ代表コンサルタント
  • 入力 2011-04-20 04:00:12