韓国映画、新鋭女優3人


  • 左からチョン・ジョンソ、キム・ダミ、ソ・ジュヨン



女優不毛の地と呼ばれる韓国映画界に新しい気運が検出されている。20代の新鋭女優の活躍がいつもより眩しい。 1993~1995年生まれである彼女たちはそれぞれ個性のあるルックスと魅力で武装して、自分たちの最初の映画の主人公として堂々と名前を上げた。ソ・ジュヨン(25)、キム・ダミ(23)、チョン・ジョンソ(24)がそれらだ。

1993年生まれもソ・ジュヨン(25)は、来る13日に封切りするホラー映画『ひそひそ』の主人公だ。映画はちょうど修学能力試験を受けた高校生6人が、古い遊園地を訪問して繰り広げられる。「入ってはいけない」という警告を無視したまま幽霊屋敷に入り、死者たちの囁きがしきりに聞こえてくる。

主人公のヨ・ウンハに扮したソ・ジュヨンは一見すると俳優イム・スジョン(39)の新人時代を思い浮かばせる。 157センチのこぢんまりした体格に大きく善良に見える目は子犬のようで、真っ白な肌は澄み切っている。端正なショートカットもまたよく似合い、笑うときに刻まれる口元のえくぼはトレードマークと言っても遜色がないだろう。

彼女はウェブドラマ『チャンチャンパイロット』(2017)と『たいしたことないけど大丈夫 シーズン1』(2018)で初めて顔を知らせた。似たような時期に歌手の「オクサンタルビッ」やJohn Park(ジョン・パク)のミュージックビデオなどに出演し、各種の画像とテレビCFで名前を上げてきた。

去る6日『ひそひそ』のメディアプレビュー後の記者懇談会で、チェ・サンフン監督は「ウェブドラマを見ながらとても気さくで、力まずに自分の考えを話すことが印象深かった。迂回することなく直球で感情を表現することを知っている」と、キャスティングした理由を明らかにした。

オーディション競争率「1500対1」を突破した俳優のキム・ダミは、「今年の発見」と言っても過言ではない。彼女は今回のパク・フンジョン監督の目にとまり『魔女』の主人公に抜擢された。彼女が扮した18歳の少女チャユンはこれまで映画界で見ることができなかった、韓国型のスーパーヒーローだ。10年前に疑問の研究室から脱出した彼女は、前半の暖かい性情の女子高生から後半部は寒気のする超能力者の姿を見せる。

前半と後半部で180度変わったキャラクターが不自然でないのは、彼女のずば抜けた演技力のおかげだ。映画評論家のユン・ソン氏は「『魔女』は新鋭キム・ダミの魅力が90%の映画」だとし、「斬新なマスク、新鋭らしくない演技の両方とも素晴らしい」と語った。

1995年生まれのキム・ダミは4月『私を覚えて』の助演に続き、今回が2度めの商業映画出演だ。純白の画用紙のような感じに、澄みわたった丸い顔を持つ彼女は、キム・ゴウンとキム・テリをむすぶ新人としてすでに認められた。

1994年生まれのチョン・ジョンソはイ・チャンドン監督から「今までどこでなにをしていた?と驚くべき友人」だという絶賛を受けた。去る5月のカンヌ映画祭競争部門に進出した『バーニング』で全世界の注目をひきつけた怪物新人だ。与えられた場は貧しい20代の「リトルハンガー」だが人生の意味を探し求める「グレートハンガー」として、彼女が扮したヘミは今年最も魅力的なキャラクターの一つだ。

劇中のヘミはある瞬間、夕焼けのように悠々と消える。しかし彼女を忘れられないジョンスがそうであるように、見る者の脳裏を末永く去ることがない。劇中の後半、マイルス・デイヴィスの演奏が鳴り響く中に、暮れなずむ夕焼けの背景の下で踊る半裸のヘミの姿は、これからも何度も語られる名場面だ。映画評論家のチョン・チャンイル氏は「シーンごとに、ショットごとに、演技のトーンを異にする素晴らしい才能を持った新人」だと評した。
  • 毎日経済_キム・シギュン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-07-09 17:01:35