大邱市東城路の路地で生まれたGoogle Play1位のゲーム

コズミックアウル社のペク・サンジン代表 

  • 大邱市役所別館に位置するインディーズゲーム「コスミックアウル」社のオフィス



「PCさえあればゲームはどこでも行うことができますよ。ここでは誰もが私たちに干渉しません」。去る12日、大邱で会ったインディゲーム開発会社コスミックアウルのペク・サンジン代表(32)は、PC3台が一団となっている16.5平方メートル(5坪)の小さいオフィスを指してこの語った。大邱市役所別館に位置するコスミックアウルのオフィスは、大邱市が創業企業に入居スペースを支援するスマートベンチャーキャンパス内の空間だ。

ペク代表は「賃借料と電気料金などの入居費用が支援されるので、食事だけを解決すればゲームを作ることができる」とし、「ご飯だけを食べつつゲーム開発に没頭することができた」と語った。

ここでさペク代表は従業員2人と一緒に、モバイルゲーム「コズミックウォーズ」を作った。荒廃した宇宙を冒険して得た資源で船を構築する戦略ゲームだが、「宇宙」という不慣れな素材とSF感に満ちた個性的なデザインで発売直後に突風を起こした。特別なマーケティングもなしにダウンロード6万5000件を記録し、Google Playが主催するインディゲームコンテスト「グーグルインディーズゲームフェスティバル」でトップ3に入った。

創造性と個性でかたく団結したインディーズゲームが、地方都市の大邱で誕生している。情報技術(IT)企業が集まっていて、ソウルのゲームのメッカ板橋(パンギョ)やゲーム都市釜山などの「主流都市」とかけ離れた大邱で、小資本で作られたインディーズゲームが小さな奇跡を作り出している。ペク代表は「自分が望むゲームを放棄せずに押し通すのがインディーズゲームの精神」だとし、「物価が安い大邱で背水の陣を敷いて粘り強く挑戦すれば、よい成果を得ることができる」と分析した。

昨年1月にGoogle Playで発売されてRPG(ロール実行)ジャンル1位を記録した「ロード・オブ・ダイス(Lord Of Dice)」を作ったエンジェルゲームスも、創業当時からずっと大邱に根ざした開発会社だ。大邱市が支援している「大邱グローバルゲームセンター」で、さまざまな支援を受けて地域の代表モバイルゲーム企業に成長した。

  • コスミックアウルのペク・サンジン代表



今年3月に発売されて日本・台湾・香港で有料ゲーム部門1位を記録した「ダンジョンメーカー」は、大邱東城路の小さな路地で従業員4人が作ったゲームだ。ダンジョンメーカー開発会社のゲームコースターのキム・グクファン代表はあまり余裕のない生活のせいで上京を断念し、大邱で創業した。大邱の祖母の家で昼夜を問わずインディーズゲーム「ダンジョンチキギ」を作ったが反応が良く、グローバル出荷で億台の収入を上げた。その金で大邱に事務所を得て、従業員4人と4ヶ月めで作った「ダンジョンメーカー」は、発売2カ月めでグローバルダウンロード25万件を突破する気炎を吐いた。

コスミックアウルも大邱で背水の陣を敷いた。コスミックアウルを創業したペク代表とキム・テギョン プログラマは、板橋の中堅ゲーム会社に4年間勤務した。大きな規模の会社だったが、生活は満足できなかった。ペク代表は「花札ゲームのように会社が要求するゲームを刷りだすように作るシステムに懐疑的になった」と言う。彼らは自分たちがしたいゲームを作ろうと、果敢に辞表を出して大邱に向かった。保証金100万ウォンに家賃15万ウォンの半地下の部屋でゲームを作りながら、大邱市創業支援プログラムにずっと応募し続けた。

ペク代表は「スマートベンチャーキャンパス支援を受けていて事務所は解決されたので、食事だけを解決すればゲームを作ることができると思った」とした。切歯腐心の末に作った作品がコズミックウォーズだ。ペク代表は「私たちのように卓越していない者でも6万5000人を楽しませることができるという事実で満たされる」とした。現在、コズミックウォーズは日本や北米などへの進出を準備中だ。
  • 毎日経済_大邱=イ・ソニ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-10-15 09:10:49