ポステックのキム総長、AIを必修科目に



「今後はすべての国民が人工知能(AI)を使用することになるでしょう。20世紀の文明国で運転免許は必須であるかのように。学生たちに大学で少しでも慣れさせて社会に出す必要があります。ポステックはAIの理解と能力を備えた学生にAI運転免許証を発行して与えようと思います」

ポステック(浦項工学大学)のキム・ドヨン総長(写真)は9日、毎日経済とのインタビューで「2学期からAI授業を試験運用し、来年からポステックの学生がAIプロセスを必須と履修するようにしたい」と語った。

今月に入って「ブロックチェーンキャンパス」を稼動したポステックが「AI科目履修を義務付け」カードを取り出したわけだ。第4次産業革命時代の核心キーワードであるAIとブロックチェーンをキャンパスに全面的に取り入れることにしたポステックの破格の実験は、他の国内の大学に相当な波紋を与えると思われる。キム総長は、「学生たちはAI関連の授業4~6科目(12~18単位)を聞かなければならないようにする」とし、「彼らが卒業するときには卒業証書と一緒にAI証明書を与える方針だ」と語った。

このために今後3年間でAI分野の教授約15人を新規で採用する計画だ。キム総長は「米MITがAI教育に多大な投資をするというのは大きな意味がある」とし、「米国と中国政府が年間数兆ウォン規模でAIに投資するというが、韓国でも官民両方で奮発しなければならない」と促した。

ポステックは国内で初めてブロックチェーンキャンパスへの転換を宣言し、さまざまな試みを展開している。ブロックチェーン技術に基づいた知識の共有システム「Engram」は、知識を共有する寄与度に応じて仮想通貨「ニューロン」を支給される方式だ。学生はこの仮想通貨を、学内の食堂や売店での支払い目的で使うことができる。投票やアンケートシステムと証明書の発行、学生証、寄付の管理などにもブロックチェーン技術を活用する。今後は延世大とブロックチェーンのノウハウを共有する計画だ。

キム総長は「ブロックチェーンと仮想通貨はすでに市場に浸透している」とし、「これを一日も早く経験してみるのは、学生たちの将来にとても必要なことだ」と、ブロックチェーンキャンパス構築の背景を明らかにした。キム総長は「ブロックチェーンは世界が胎動段階なので、われわれの技術も大きく劣らない」とし、「ポステックのブロックチェーンキャンパス実験が、よしんば失敗しても衝撃は小さい。これから発展していく余地が十分にあるためだ」と言う。

キム総長は特に「韓国からビル・ゲイツやマーク・ザッカーバーグのような人物が出ないということはない」とし、「第4次産業革命の時代に、世界をリードする人物を育てるために大学が率先しなければならず、政府もこれを支援するべき」だと付け加えた。
  • 毎日経済_キム・ヒョへ記者/イ・ヂンハン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-04-09 19:41:49