韓米連合訓練、史上初の「無期限延期」…「コロナ事態」で


  • 合同参謀公報室長キム・ジュンラク大佐が27日、国防部でコロナ19による韓米連合軍事訓練の延期に関するブリーフィングを行っている。左は韓米連合軍司令部公報室長のリー・ピーターズ大佐。写真=共同取材団



「コロナ19」のために韓・米の連合訓練までが延期になった。

韓米連合司令部は27日、「韓米同盟は韓国政府がコロナ19の危機段階を深刻に格上げしたことにより、これまで計画していた韓米連合司令部の前半期連合指揮所訓練を別途の通知があるまで延期することに決定した」と発表した。韓・米が感染症が原因で連合訓練を延期したことは、60年以上の連合訓練の歴史で初めてだ。

連合司令部はこの日の発表文を通じて、「今回の延期の決定はコロナ19の拡散防止の努力と、韓米の将兵の安全を最優先に考慮した」と述べた。すでに韓国軍の屋外訓練が中止されたなかで連合訓練までが延期され、コロナ19事態が韓米同盟の準備態勢にまで影響を与えるのではないかという懸念が提起される。韓・米はこの日の発表文で、「個別通知があるまで延期することを決定した」と明らかにしたが、事態の推移によっては取り消しになる可能性も排除できない。

パク・ハンギ合同参謀議長とロバート・エイブラムス在韓米軍司令官は20日、韓国軍にコロナ19確定者が発生した後に連合訓練の実施について意見を交換し始めて、24日の駐韓米軍の家族に続き、25日に米軍基地の兵士が確定判定を受けるやいなや、延期と縮小あるいは取り消しなどをめぐって最終調整したことが分かった。発表文は「パク合同参謀議長が先に訓練を延期することを提案し、エイブラムス連合司令官兼在韓米軍司令官が現状の厳しさに共感して延期することに合意した」と説明した。

当初、米軍首脳は連合訓練を定期的に実施するところに重きを置くと伝えられた。来月の連合訓練のために米軍装備の一部が韓国に到着しており、連合訓練に米国の州兵(予備軍)が招集されていたからだ。米国の予備軍は連合訓練に参加するために職場に休暇をとる必要があり、米国政府は彼らの人件費と手当、輸送費などを支払わなければならない。訓練が延期またはキャンセルされると、関連する予算も返納しなければならず、予備軍の職場復帰予定などで混乱が生じることが起こりうる。

しかし韓国側はコロナ19の危機段階が「深刻」に格上げされて、汎政府的に強力な拡散対策が実施されていることから訓練を延期しようという意見を提示したことが分かった。

マーク・エスパー米国防長官は24日(現地時間)、ワシントンDCで開かれた韓米国防長官会談の後に鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防部長官と進行した共同記者会見で「縮小」に言及した後、雰囲気が変わり始めた。マーク・ミリー米国統合参謀本部議長も26日、下院軍事委の予算の公聴会に出席して「連合訓練を継続するか延期するか、あるいは調整するか綿密に検討中」だと語った。

訓練延期の方向に旋回したところには、最近の在韓米軍内でのコロナ19確定者の発生状況が影響を与えたものと思われる。在韓米軍は24日、大邱基地で米軍の家族が感染者であることが判明し、将兵と施設のリスクの段階を「中間」から「高」に格上げした。 26日、慶尚北道の漆谷基地に勤務する米軍兵士が確定者であることが判明した後は、韓国内のすべての基地への出入り条件を強化した。インド太平洋司令部は26日(現地時間)、FacebookやTwitterに投稿した声明で、必須ではない韓国行きはすべて制限すると発表した。

韓国軍の状況も厳しい。現在、軍内のコロナ19確定者は25人であり、隔離人員は1万人に達している。軍当局の関係者は、「来週から隔離人員が順次復帰するため、軍の態勢に深刻な脅威がもたらされることはないだろう」と展望した。
  • 毎日経済_パク・マンウォン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-02-27 22:26:08