韓自動車業界、海外販売48%急減…「深いため息」

内需は比較的好調 

  • 5月の各社販売実績


コロナ19の「パンデミック」が先月も韓国の自動車市場を揺るがした。海外からの部品需給問題のために各社は数日間ずつの生産支障をきたしたうえに、米国とインドや欧州などで購買心理が持続しなかったからだ。自動車業界ではコロナ19に発する販売不振は長期化するだろうという分析が出ている。このようななかで、各完成車メーカーはもちろん、部品メーカーの被害までが現実化する局面だ。

1日の国内完成車メーカー5社によると、先月の完成車の販売台数は計42万3416台で、前年同期(66万5136台)に比べて36.3%減少したことが分かった。 5月の国内実績は14万6130台で、昨年の同じ期間よりも9.3%増えた一方で、輸出や海外生産を加えた海外販売実績(27万7286台)は47.8%急減した。企業別には少ない場合は16%から多い場合は39%まで、完成車の販売実績が減少した。

現代自動車は先月、国内7万810台と海外14万6700台で、世界で完成車21万7510台を販売したと発表した。前年同期と比較すると国内販売は4.5%増加したが、海外での売上げは49.6%減少し、全体的な実績も39.3%減少した。内需は新型「アバンテ( Avante)」と「グレンジャー(Grandeur)」が人気を得て実績を牽引し、「ジェネシス(Genesis)」が1万2000台以上を販売してブランド立ち上げ以来で月間最大の実績を記録した。しかしインドやメキシコ、ブラジルなどの海外工場が生産に支障をきたしたことから海外での売上げは大きく下がった。

同じ月の起亜自動車は、国内5万1181台と海外10万9732台の計16万913台の完成車を世界で販売した。「ソレント(SORENTO)」と「K5」「スポーティージ(Sportage)」などの主力モデルが善戦し、前年同期よりも内需の実績は19.0%増えたが、コロナ19の拡散にともなう消費心理の萎縮で海外販売実績は44.0%減少し、全体の実績は32.7%減少した。

今年、小型スポーツ多目的車(SUV)の「トレイルブレイザー(TRAILBLAZER)」を出荷した韓国GMも、同じ期間に内需と海外販売の両方ともに減少して全体販売量は39.7%減少した。ルノーサムスン自動車は「XM3」と「キャプチャ(CAPTUR)」の人気にもかかわらず、日産自動車「ローグ(ROGUE)」の委託契約解除に足首をつかまれて販売台数は16.2%減少した。下半期に「G4レクストン(REXTON)」のフェイスアップと「チボリ・エア(Tivoli Air)」の出荷を控えた双竜自動車もまた、5月は国内と海外販売ともに不振を経験し、販売量は前年同期比で32.8%減少した。

韓国自動車産業協会のキム・ジュンギュ調査研究室長は、「今年は主要メーカーが新車を発表して国内販売は増えているが、まんいちコロナ19事態がなければ輸出実績はこれよりも大幅に増えただろう」とし、「2007~2008年当時に売れた車が廃車または交換手順に入り、新車サイクルが起きている」と語る。同氏は続いて「最近は政府が電気自動車や水素自動車などの購入支援を早期執行しており、今月までに内需は増える可能性が高い」と付け加えた。

しかし政府の個別消費税引き下げ措置などで上昇に乗った国内とは異なり、海外自動車市場の見通しはまだ暗い。コロナ19の拡散が現在進行形であるうえに、下半期には2次流行の可能性まで提起されているからだ。また世界的な供給過剰により、構造的に海外販売量は徐々に減少するしかないという分析も出ている。

テリム大学自動車学科のキム・ピルス教授は、「世界の自動車需要が減っているので、第3四半期までの自動車の海外販売実績は振るわない可能性が高い」とし、「自動車4台のうちで3台を輸出する韓国の立場では、個別消費税引き下げ延長などのインセンティブを活用した内需市場の活性化以外に明確な選択肢はない状況だ」と語った。

コロナ19拡散の余波は先月に続き、今月も続く見通しだ。現代自動車蔚山第4工場のポーターラインは1~5日、蔚山第1工場は5・8日、蔚山第3工場は11~23日に稼動を中断する。起亜自動車もソハリ工場の休業日程を確定し、双竜自動車と韓国GM、ルノーサムスンなども休業日程を労使間で議論している。完成車業界だけでなく、部品業界の被害も現実のものとなっている。国内1・2位の部品メーカーであるハンオンシステム社とマンド社は最近、管理職と生産職の希望退職を実施したことに続いて、錦湖タイヤはまた最近になって事務職従業員を対象に、自発的休職を施行することにした。
  • 毎日経済_パク・ユング記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-06-01 17:58:58