サムスン電子、社長団会議をリレー開催…非常経営突入か


李在鎔(イ・ヂェヨン)サムスン電子副会長は15日、メモリー半導体・ファウンドリ(半導体受託生産)・スマートフォン部門の最高幹部とリレー社長団会議を開き、危機克服の戦略を議論した。去る5月の対国民謝罪文の発表以来、危機管理に対する動きを広げてきた李副会長は、コロナ19と米・中貿易紛争などによる危機感が高まったことから、検察の捜査など司法リスクの中でも非常経営の手綱をさらに締めている。

李副会長が主要部門の戦略会議を同日に次々と進行したのは異例だという評価が出ている。財界は李副会長が全事業部門にわたって未来戦略を議論し、総合的な危機克服対策を整えるために、特段の措置を準備しているとの分析を出している。

李副会長はこの日、サムスン電子の各事業場で半導体を担当するデバイスソリューション(DS)部門とスマートフォン事業を統括するIT・モバイル(IM)部門の最高幹部を招集し、部門別に戦略会議を相次いで開催した。同氏はこの日の午前、金奇南(キム・ギナム)サムスン電子DS部門長(副会長)、秦教英(チン・ギョヨン)メモリ事業部長(社長)、鄭殷昇(チョン・ウンスン)ファウンドリ事業部長(社長)、カン・インヨプ システムLSI事業部長(社長)、パク・ハクギュDS部門経営支援室長(社長)など、DS部門の経営陣とともに世界の半導体の現況報告を受けて投資戦略を議論した。

李副会長は昼食後にファウンドリ部門の戦略会議を連続して消化した。この日の戦略会議では、グローバル市況と貿易紛争がファウンドリ市場へ与える影響と、5ナノメートル超微細プロセスの開発ロードマップなどを点検した。

サムスン電子は韓・日の対立が高まるにつれて、半導体の必須素材などの輸出規制が再び強化される可能性を勘案し、「コンティンジェンシプラン(緊急時対応計画)」を用意していただけに、この日の半導体戦略会議でもこれに対する対応策を議論したと思われる。

李副会長は半導体部門の幹部会議を終え、すぐさま無線事業部の最高幹部との戦略会議に突入した。李副会長は無線事業部の幹部と上半期の実績を確認し、下半期の販売拡大方案を議論した。また、来年のフラッグシップ製品のラインナップ運営戦略を構想した。

この席にはノ・テムン無線事業部長(社長)、チェ・ユンホ経営支援室長(社長)、チェ・ギョンシク無線事業部戦略マーケティング室長(副社長)、キム・ギョンジュン無線事業部開発室長(副社長)、キム・ソンジン無線事業部支援チーム長(副社長)などの主要経営陣がすべて出席した。これまで李副会長は部門別に社長団会議を頻繁に進めて経営陣と事業戦略を議論してきたが、半導体や無線などの主要部門戦略会議を一日にすべて開いたのはかなり異例のことだ。

財界では、李副会長が全事業部門にわたって危機要素をチェックして将来の事業戦略を議論し、総合的な対策を整えるこのような席を設けたという分析が出ている。李副会長がサムスン電子社長団と戦略会議を開いたのは、1月2日のサムスン総合技術院訪問以来で約5ヶ月ぶりだ。特にIM部門の社長団との懇談会を持ったのは、昨年6月以降で1年ぶりだ。

業界では、李副会長がこの日コロナ19と米・中貿易紛争、韓・日葛藤などの危機要因に対する徹底した対応を注文すると同時に、先制的な投資を再び強調したものと見ている。
  • 毎日経済_キム・ギュシク記者/チョン・ギョンウン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-06-15 18:22:33