米テスラ、韓国の電気自動車市場を独走

上半期補助金900億かき集める 


  • テスラ「モデル3」


■ 韓国市場での米テスラの独走

米テスラ社は経済性を備えた「モデル3」の投入効果に支えられ、今年上半期の韓国市場で電気自動車7080台を販売して1位となった。テスラ社は電気自動車分野のシェアを43%に引き上げて、電気自動車に対する補助金で900億ウォンをかき集めた。

韓国自動車産業協会で26日に発表した「2020年上半期の電気自動車・水素自動車販売動向」レポートによると、テスラは今年上半期の国内市場で前年同期(417台)に比べて1587.8%増の7080台を販売した。テスラは同じ期間の現代自動車4877台、起亜自動車2309台、韓国GM 1285台、ルノーサムスン457台、メルセデス・ベンツ115台などの販売台数を圧倒し、電気乗用車市場でシェア43%を占めて一気に首位に立った。

テスラが販売した車両別にみると、「モデル3 ロングレンジ」がベストセラーカーとして最も多い4528台が売れた。続いて「モデル3 スタンダードプラス」、1877台で「モデル3 パフォーマンス」が436台、「モデルX」126台、「モデルSシリーズ」113台などの順だ。同じ期間の現代自動車の主力電気自動車「コナ(KONA)」と起亜自動車「ニーロ(NIRO)」の販売台数が伸びなかったこととは対照的だ。

テスラの場合、韓国でも出荷待ちの需要が着実に続く中で、本格的に「モデル3」を引き渡し始めたことで売上げを伸ばしている。 6月の販売台数だけを見れば、テスラは電気自動車と内燃機関車を含む全輸入車市場でメルセデス・ベンツ、BMW、アウディに続いて4位を記録した。

■ 米テスラに流れる補助金

テスラ製電気自動車の販売増加にしたがって、韓国政府の補助金支給額も急増した。

テスラは今年の上半期、電気自動車販売促進のために国内で執行された国の補助金と地方自治団体ごとの補助金の計2092億ウォンのうち43%の900億3000万ウォンを持って行きながら、車両価格の割引き効果を得た。現代自動車が受け取った電気自動車補助金は643億ウォンで起亜自動車は304億ウォン、韓国GM 169億ウォン、ルノーサムスン51億ウォン、日産11億ウォン、BMW 8億ウォン、ジャガー3億ウォンなどだ。

このことから、電気自動車に対する補助金政策を再編しなければならないという注文が相次いでいる。フランスとドイツなどは競争上優位にあるか、力を集中している自国メーカーの車種に補助金政策を集中する状況だ。また高価な電気自動車に補助金を支給することに対する議論もある。

チョン・マンギ韓国自動車産業協会会長は、「電気動力車の普及は車両の性能だけでなく、補助金政策によっても大きく左右される」とし、「補助金が国民の税金で作られている点、フランスやドイツの場合は自国企業に有利に補助金制度を作っていく点などを考慮して、わが国の政府も補助金制度を改善していく必要がある」と述べた。

一方、今年上半期の電気乗用車と貨物車・バンなどを含めた電気自動車全体の国内市場販売量は2万2267台で、前年同月比で23%増加した。電気乗用車の販売台数が2.7%減少した一方で、電気貨物車が量産型モデルの出荷と貨物車運送事業の許可という利点のおかげで、前年度上半期の15台から今年は5031台という爆発的なセールスを記録した。
  • 毎日経済_カン・ゲマン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-07-26 17:58:40