韓政府「2.5段階」の緩和に慎重

ユン防疫総括班長「まだ曖昧な状況」 


首都圏を対象とした強化された社会的距離の確保、別名「2.5段階」の追加延長もしくは緩和の決定期限が近づくにしたがって、政府は苦心に陥った姿だ。確定者は8日目で100人台を維持し、2桁に下がる気配を見せていない。「秋夕(チュソク)」連休を控えた状況で、ややもすると措置を緩和したが、再拡散すること起こりうるという危機意識も大きい。

パク・ヌンフ保健福祉部長官は10日、「一日の確定者は8日目で100人台を維持している」とし、「国民的な努力で確定者は減少傾向にあるが、まだ二桁に下りることはできなかった」と残念がった。中央事故収拾対策本部のユン・テホ防疫総括班長は、「首都圏の距離確保の調整と関連し、まだ判断するにはあいまいな状況が少しある」とし、「確定者の推移と集団感染の発症の面、感染症の再生産指数、原因不明の事例などが時日にしたがって変化しており、傾向をさらに見ながら最終的な判断をしなければならない」と述べた。

これとともに、ユン総括班長は「新規感染者が8日目で100人台を維持しているが、もう少し減少することを願っている」とし、「新規感染者が二桁になるとかなり肯定的な信号になるだろうし、距離確保の段階を決定する際の主な考慮要素になるだろう」と付け加えた。

政府としては、いったん数値だけを見ると社会的距離の確保の緩和は多少負担だという状況だ。まず一日の確定者数が直前に400人まで上昇したときと比較した場合、明確に減少するようすだが、依然として距離の確保第3段階の基準を上回っている。その他の数値も肯定的ではない。感染経路が不明の割合は、ここ2週間の間に22.9%にもなる。集団感染の割合も、延世大セブランス病院などの医療機関などで感染が発生して40%を超えた。しかし、だからといって政府がもう一回「2.5段階」の延長措置を決定することも容易ではない状況だ。この2週間で「2.5段階」の措置で、事実上は営業停止状態に置かれている自営業者も考慮する必要があるからだ。

ソウル市内でコーヒーのフランチャイズ店を運営するA氏は、「いまや本当に持ちこたえるのは難しいという声が、周囲からいっぱい出ている」と語る。チョン・ギソク翰林大学聖心病院呼吸器内科教授は、「確定者数の減少が停滞しており、政府としても苦心をともなうようだ」と言いながらも、「週末までの傾向を見ながら民の疲労度を考慮したとき、2段階措置が徹底して保たれるという仮定の下で2段階に緩和することを考慮する時点」だと語った。
  • 毎日経済_キム・ヨンジュ記者/ガンインソン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-09-10 18:16:48