[コラム] 猛暑と新型コロナウイルス感染症


むしむしする暑さがいつの間にかやってきた。気象庁は、今年の夏は例年に比べて激しい暑さが訪れると予報した。

日中の最高気温が33℃以上の猛暑が20~25日にかけて続き、半月以上夜の最低気温が25℃を超える熱帯夜になると予測されている。

今夏の暑さが歴代級だという見通しは、アメリカ海洋大気庁(NOAA)でも出した。確率でいえば、1880年に気象観測を始めて以来、今年が一番暑いのが64.6%にもなる。

こんなに暑いと、人々の視線は自然に涼しい渓谷や河川、海水浴場に向かうだろう。
しかし、いまだに猛威を振るっている新型コロナウイルスは、これさえも許さない。

韓国から避暑客が多く訪れる江原道(カンウォンド)の海水浴場は、続々と予定されていたお祭りを中止している。外国を行き来する門はまだ閉まっている状態なので、韓国人の訪問すら期待できない状況だ。

海水浴場に行ったとしても、マスクをつけたまま水遊びをするのもおかしく、間隔をあけて座り砂の城を築くのも照れくさい。海辺に行く予定をあきらめなければならないのだろうか?

心身ともに疲れた人たちに上の写真は驚くべきものでもあるし、羨ましかったりする。
封鎖措置が緩和されると、英国南部のボーンマス海岸は50万人が殺到している。日光浴をする人が溢れたのはもちろん、40万トン以上のゴミが積もり、渋滞や違法駐車で救急車も進入できなかったそうだ。

地元の市議会は「どうか浜辺での出入りを控えてほしい」と訴えたが、人々の足が遠のくかどうかは分からない。

暑さが新型コロナウイルスの活動を止めることができるだろうか?

インドとイランの事例を見ると、新型コロナウイルスは暑さを物ともしないそうだ。
インドの場合、先月末40度を超える蒸し暑さを経験したが、新型コロナウイルスの感染は最高水準だった。高温多湿の夏の到来を心待ちにしていた防疫当局はため息をつくだけだ。

新型コロナウイルスは、人々の忍耐力、利己的な心を試すようだ。

炎天下の中でもマスクをして生活ルールを守り、ウイルスの経路を遮断するかどうかを見守るということだ。今年の夏、人類は新しいミッションを抱えた。自分と周りの人々のために、楽しくて快適な水遊びをあきらめろというミッションだ。

新型コロナウイルスは人々を道人にするみたいだ。
  • Lim, Chul
  • 入力 2020-06-27 00:00:00