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コロナ不況に打ち克つ「ミレニアル社長たち」


  • コロナ不況に打ち克つ「ミレニアル社長たち」
  • 青年創業に押し寄せる投資


「コロナ19」で従来のファッション・食品メーカーが廃業や売上げの減少に苦しんでいる中で、差別化されたアイテムと新しい流通チャネルで創業成功記を書いた20・30代の社長が登場している。これらの2030創業事例は、深刻な危機的局面でも情熱とアイデアさえあればいくらでも成功できるというモデルとして注目される。潜在的な若い創業者たちに、新たな可能性を開いたわけだ。

低糖質食品で4億ウォンのファンディングを受けたマイノーマル・カンパニーのイ・ヒョンジン代表と、黒ごまラテ味のタンパク質シェイクを開発したフロムイートのユ・ジス代表、手ごろな価格でイタリアの名品靴を販売しているソン・ユルドクGENUIO(ジェヌイオ)代表らがその主人公だ。

フランチャイズをはじめとする食飲料(F&B)店舗とストリートファッション店舗は相次いで崩壊しているが、「健康」への関心が高まったという点、流通トレンドが二極化することによって「プレミアム」製品を好む人が増えたという点などに着目し、これらの2030創業者は差別化された事業戦略を駆使している。大金をかけなくても試作品の生産と出荷が可能クラウドファンディングプラットフォームをフルに活用したことも共通した特徴だ。

8日の関連業界によると、今年に入って9月までにクラウドファンディングプラットフォーム「ワディズ(WADIZ Platform)」でオープンしたファッション・雑貨カテゴリーの投資公募件数は計2569件で、前年同期比で61%増加した。

同じ期間に募集されたファンディング額も102%増の320億ウォンを記録した。金を投資するというサポーターの数も22万人から47万人に増えた。サポーターとはファンディングに参与するスポンサーであると同時に、製品やサービスを利用する消費者をいう。

F&Bカテゴリーも顕著な成長を示した。今年に入って9月末までに累積したF&Bプロジェクト件数は975件で、前年同期よりも46%増加した。同じ期間に募集された資金調達額は39%増の91億ウォンで、サポーター数は40%増加した17万人を記録した。

それだけファッション・雑貨と外食分野の2030創業に対する投資が増えたことを意味する。実際に今年に入って9月までに、新たに創業したファッション・雑貨分野スタートアップは1384社に達した。これは昨年の同じ期間(971件)に比べて43%増えたものだ。 F&Bの分野でも9月の時点で564の創業企業が登場して26%増加した。大部分は20・30代が創業した事例として把握される。

創業スタートアップ別に、少い場合は1億ウォン台で、多い場合は26億ウォンを超える資金を集めている。これらのスタートアップの実績もともに伸びている。マイノーマルカンパニーは、今年の上半期の売上がは前年の2倍以上に増えた。
  • 毎日経済_シム・ヒジン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-10-09 01:28:35




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