「特許王」ソウル半導体、独でまた勝訴

特許侵害製品に破壊命令 

ソウル半導体(Seoul Semiconductor)は蘭フィリップス社と繰り広げた特許訴訟で、相次ぐ3連勝を収めた。特に今回は欧州のLED照明販売会社が販売したフィリップスの子会社Klite Lighting社のLED電球製品に対して販売禁止はもちろん、異例の製品破壊判決まで受けたことで完全に勝利したという評価を受けている。

13日のソウル半導体によると、独デュッセルドルフ地方裁判所は流通業者のLeuchtstark Vertriebs社が販売したフィリップスの照明ブランド子会社のLED電球製品に対して即時販売禁止はもちろん、2017年10月から販売された製品をすべて回収して破壊するように判決を下した。ソウル半導体の特許を侵害したという判決が出たものはフィラメントLED電球で、LED内部の光を外部に発散させて電球の明るさを上げる一方で熱の放出を助け、光効率とLEDの寿命延長で核心的な技術だ。ソウル半導体は2000年代初頭からフィラメントLED電球の研究開発を進めているが、該当のフィラメントLEDの特許は2010年に開発したLED電球の核心技術だ。

ソウル半導体は今回の特許訴訟で初めて製品破壊命令まで得て、この間の深刻な技術侵害があったことを認められた。ソウル半導体の関係者は、「特許訴訟では製品の回収と製品破壊の同時指示は異例の判決で、ソウル半導体が優れた光効率の第2世代LED技術をリーディングし、位相を確固たるものにした結果、」だとし、「日本の日亜化学工業とナイトライド・セミコンダクター( NS)社のほか、ソウル半導体の技術を使用する企業はライセンス契約を締結しなければならない」と言い切った。

今回の判決で、ソウル半導体はフィリップスブランドと繰り広げた特許訴訟で相次ぐ3連勝を収めた。

ソウル半導体は昨年10月に米国で大型家電小売業者プライスエレクトロニクスのフィリップスLEDテレビ製品の販売禁止判決を受けたし、先月には米国でフィリップスTVサイネージ(フィラメントLED)の販売禁止命令を引き出したことがある。フィリップスTVサイネージに使用されたフィラメントLED製品は、ノーベル物理学賞受賞者である中村修二カリフォルニア州立大学教授チームが開発したもので、ソウル半導体は2004年からカリフォルニア州立大学での開発プロセスを支援した。

  • ソウル半導体の次世代LED技術


グローバルなLED業界でトップ圏として評価されるソウル半導体は、特許技術1万4000件を保有している。特に自己発光するLED素子を製造する技術であるLED「ワイカップ(Wicop)」、交流・高電圧LED「アクリッチ(Acrich)」、従来のLEDよりも10倍以上明るい「エヌポーラ(nPola)」、最先端の紫外線クリーン技術「バイオレッズ(Violeds)」、全方向に光を発散する「フィラメントLED」、自然光LED「サンライク(SunLike)」などは世界で最初に開発・量産した製品群で、グローバル市場をリードしている。


ソウル半導体のイ・ジョンフン代表(写真)は「アマゾンが顧客別にユーザー行動パターンの分析を通じて、時が来れば母親が食卓を飾るように注文前の必要品を配送する分析ベースの活用サービスに対する特許を保有しているように、人工知能(AI)の時代にも特許は必須になるだろう」と強調した。
  • 毎日経済_アン・ビョンジュン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-10-13 19:12:08