現代自の鄭会長、水素車「ネクソ」に乗って登場

「水素経済委員会」開催 


鄭義宣(チョン・ウィソン)現代自動車グループ会長(写真)の、会長就任後初の公式の動きは「水素経済」だった。鄭会長は15日、政府ソウル庁舎で丁世均(チョン・セギュン)国務総理の主宰で開かれた「第2次水素経済委員会」に民間委員として参加した。会議の趣旨を表すように、鄭会長は同社の水素車である「NEXO(ネクソ)」に乗って現場に現れて注目を集めた。

  • 現代自動車「ネクソ」


水素経済委は産業通商資源部、企画財政部、行政安全部など8つの関係部処と産業界・学界など、分野別の民間専門家らで構成された水素経済のコントロールタワーとして、7月の第1回に続いてこの日に第2回会合が開かれた。現代自動車グループの会長として初の公式日程を水素経済委員会に出席することで開始することにより、今後も現代自動車グループの水素事業はさらに加速するものと予想される。

この日、政府が水素燃料電池で生産した電力を購入するように義務を課して、水素製造用の天然ガス供給を増やすためにガスの価格を大幅に引き下げることにしたことで、現代自動車グループの水素事業はさらには弾みを受けるになった。

鄭会長は14日、グループ内の全職員に送った就任演説の映像でも「人類モビリティの改善」に言及し、親環境(環境に配慮した)事業として水素自動車に言及した。鄭会長は第1次水素経済会議に参加したときにも、次期「ネクソ」モデルを今後3~4年以内に出すという計画を明らかにした。特に同氏は7月の「韓国版ニューディール国民報告大会」で「水素を利用した発電は未来の環境にやさしいエネルギーソリューションであり、将来の中核産業として位置づけられるだろう」と強調した。

現代自動車は今年、世界初の水素電気大型トラックの量産に成功した後、ヨーロッパへの輸出を開始した。去る6月、スイスに「XCIENT(エクシアント)」水素電気トラック10台を輸出し、今年末までに40台を追加で輸出した後は、2025年までに段階的に1600台を供給する計画だ。先月はネクソと水素電気バス「エレクシティFCEV」をサウジアラビアに輸出しており、またスイスの水素貯蔵技術企業に水素燃料電池システムを輸出するなど事業を活発に続けている。

この日の水素経済会議に先だって、鄭会長は16の政府機関や企業が参加する商用車用水素ステーションの構築・運営特殊目的法人である「コハイジェン(Kohygen/Korea Hydrogen Energy Network)」設立協約を結んだ。これによって現代自動車は政府と地方自治体およびエネルギー業界と手を組んで、2023年までに35の商用車水素ステーションを国内に設置する計画だ。

この日、水素経済委を終えた鄭会長は記者団に語った。同氏は今後の経営計画について「会社の中で仕事をもっとオープンにできるように文化を変える」とし、「良いアイデアがたくさん収斂されるようにすることが重要」だと述べた。父親である鄭夢九(チョン・モング)名誉会長に対しては、「(名誉会長が)常に品質を強調し、すべてに誠実で健康に仕事をするという言葉を頻繁に語ったので、それはまさに要請事項だと思う」と述べた。グループの循環出資の輪を壊す支配構造改編については「考えている」と言葉を惜しんだ。グループの人事については「それは頻繁にしている」と語った。

政府はこの日の水素経済委員会で、太陽光発電のように水素燃料発電を2022年までに義務化するなどの内容で案件を審議・議決した。水素発電の義務化制度が施行されれば、発電用燃料電池事業者は安定した販売先を確保することができる。政府はこれによって、今後20年間で25兆ウォン以上の新規投資が創出されるものと期待している。

また政府は安山、蔚山、全州、三陟など水素試験(特化)都市の構築にも乗り出す。
  • 毎日経済_ソ・ジヌ記者/オ・チャンジョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-10-15 23:38:20