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LGの伝統「分離独立」…LIG、LS、GSなどが独立


長子承継の原則を続けてきたLGグループは4代目にわたる経営権継承の過程で、兄弟間の経営権争いは一度も発生しなかった。先代会長が無くなると長男がグループの経営権を引きついで、弟は経営の一線から退いたり一部の事業部と一緒に独立するなど、順調に系列分離が行われている。

このような伝統は1970年に具仁會(ク・イネ)創業者が亡くなった後、長男の具慈暻(ク・ジャギョン)2代会長が会社の経営権を譲り受け受けて始まった。当時、具創業者の弟であり創立メンバーである具喆會(ク・チョルフェ)社長は経営の一線から退陣した。その後の1999年、ク・チョルフェ社長の子どもたちはLIG(当時はLG火災)とともに系列分離した。具創業者の別の弟たちである具泰会(ク・テフェ)氏、具平会(ク・ピョンフェ)氏、ク・ドゥフェ(具斗會)会長は、2003年にLG電線、極東都市ガス、LGカルテックスガス、LGニッコー銅製錬などに系列分離した。これらの企業は2005年にLSグループに生まれ変わった。

ク・ジャギョン会長が1995年に社名を「ラッキー金星グループ」から「LGグループ」に変えて、長男である具本茂(ク・ボンム)会長に経営を受け継いだが系列分離の伝統は続いた。当時、LG半導体を率いていた具創業者の三男である具滋学(ク・ジャハク)会長と流通事業を担当していた4男の具滋斗(ク・ジャドゥ)会長などのク・ジャギョン会長の弟たちは、LGグループの経営から退陣して甥である具本茂会長に力を添えた。

具光謨(ク・グァンモ)4代会長の就任時も伝統は続いた。 1994年に不慮の事故で一人息子を失った具本茂会長は、グループ経営権継承のために甥であるク・グァンモ会長を養子にむかえ入れた。また2004年には具創業者の共同経営者であると許萬正(ホ・マンヂョン)会長の孫の許昌秀(ホ・チャンス)LG建設会長(当時)が精油・流通・建設会社を分離してGSグループとして独立した。
  • 毎日経済_パク・チェヨン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-11-16 19:50:18




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