韓、「親環境複合エネルギーステーション」ぞくぞく誕生

減少するガソリンスタンドと増える充電・充填器 

昨年はガソリンスタンドが100ヶ所ほど減ったが、同時に電気自動車用の充電器がなんと2万器近く増えたことが分かった。電気自動車の時代が近づいてきて、これを支えるインフラ構築もスピードを出す格好だ。

14日の韓国石油公社によると、全国の営業ガソリンスタンドは計1万1367ヶ所と集計された。オピネット(OPINET)によると、昨年末(2020年12月31日現在)時点での全国の営業ガソリンスタンドは計1万1369ヶ所で、1年のあいだに97ヶ所が減少した。こうしたなかで、新年に入ってわずか2週間でさらに2ヶ所が減少した。一方、昨年の電気自動車用充電器は1万9396器が増え、昨年末には計6万4188器に達した。電気自動車用充電器の2万器増加は、ガソリンスタンド1ヶ所にルブリケータが10基ずつあると仮定したとき、ガソリンスタンド2000ヶ所が増えたと見ることができるという説明だ。

電気自動車の充電器は依然として不足している状態だが、普及の速度ははやい。 2016年は2014器にとどまった充電器は2020年には6万4118器に、5年間で32倍ほども増えた。これに加えて14日、国土交通部は延べ床面積1000平方メートル未満の電気自動車充電所は第1種近隣生活施設に分類し、アパートの近くにも設置できるように改正案を設けて立法・行政予告を行った。これによって、今後は電気自動車充電所はさらに拡大する見通しだ。

このように電気自動車の時代に急速に変貌する中で、ガソリンスタンドも素早く変身している。最近のガソリンスタンドは電気自動車用充電器の設置を拡大するなど、新旧のエネルギーの調和を図りながら、新事業領域の拡張に積極的に乗り出している。

GSカルテックスの許世烘(ホ・セホン)社長は今年の新年辞で、「2021年は社の将来を決める重要な分岐点になるだろう」とし、「今後は電気自動車や水素自動車などの充電インフラを提供し、業界をリードする」と予告した。 GSカルテックスは2022年までに100キロワット以上の電気自動車用急速充電器を160器に拡張するという目標だ。現在、GSカルテックスは全国49ヶ所のガソリンスタンド・充電所で、100キロワット級の電気自動車用充電器を運営している。昨年11月にオープンした未来型ガソリンスタンド「エネルギープラスハブ」は、このような変化をリードする主要なビジネスモデルだ。ソウル市瑞草区にオープンした「エネルギープラスハブ」には、国内の製油会社のうちで最初に設置した350キロワットの超高速充電器が設置されている。

GSカルテックスは昨年5月、現代自動車とともにソウル市江東区のガソリンスタンド・LPG充填所の敷地に水素ステーション(H江東水素ステーションGSカルテックス)をオープンし、ガソリン・軽油・LPG・電気だけでなく水素まで、すべての供給が可能な融合・複合エネルギーステーションをオープンした。

SKグループは今年、電気自動車用充電器の構築にさらに速度を出すとみられる。これまでは2023年までに190器の電気自動車用充電器の設置が目的だと提示していたが、最近はこれよりも増やすだろうという予想が出ている。 SKエネルギーの関係者は、「電気自動車のユーザーの需要に合わせて拡大を検討中であり、電気自動車の充電に関連するロードマップは今後変更される予定だ」と明らかにした。

ネトラックハウス(Netruck House)は「ディープチェンジ」も予告している。ネトラックハウスはSKがトラック運転手の福祉向上のために全国22ヶ所で運営するシェルターで、物流の仲介と給油や車両管理などが可能だ。 SKエネルギーはネトラックハウス釜山新港、沃川、平沢の3つの事業所で太陽光発電設備(発電容量計1592キロワット)を運営しており、今後は全事業所に適用する計画だ。 SKエネルギーの関係者は、「ネトラックハウスは太陽光・電気自動車・LPG充填・水素の生産及び充填など、再生可能エネルギーを網羅する親環境複合エネルギーステーションへの変化を図る計画だ」と語った。

現代オイルバンクは現在、20あまりの個人電気自動車の充電器を、2023年までに200器に拡大する予定だ。エスオイルは最近オープンした坡州の雲亭(ウンヂョ)ガソリンスタンドに、2つの電気自動車用充電器を上半期内に設置する計画だ。

一方、今年は新型の電気自動車10モデルの出荷を控えており、市場はさらに拡大する見通しだ。
  • 毎日経済_イ・ユンジェ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2021-01-14 20:03:31