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今や太っちょが大勢…ビッグ(Big)スター達の大反乱

多様性が重視されている社会現象が反映された結果 

  • 今や太っちょが大勢…ビッグ(Big)スター達の大反乱
  • < 写真提供=GRAZIA >

今や「太っちょ」が体勢になった。最近イ・グクジュ、コメディアンのユ・ミンサン、タレントの キム・ヒョンスクなど、いわゆるビッグサイズのスター達が大きな人気を集めている。

イ・グクジュは、tvN「コメディビッグリーグ」で義理を叫ぶ俳優キム・ボソンを真似る宝城(ボソン)の家の役割と、「バタバタ」を叫んで何でも食べることに関連する「食い意地ソング」で全盛期を迎えた。キム・ヒョンスクは、tvN「無作法なヨンエさん」のシーズン13まで導いた主役になり、これを足場に映画とブラウン管で縦横無尽活躍している。ユ・ミンサンは、KBS2「ギャグコンサート」で各種コーナーに出演するだけでなく、多様な芸能プログラムにもゲストとして出演して笑いを与えている。

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このように、ぽっちゃりした芸能人が映画、ドラマ、芸能プログラムなど多様なジャンルで人気を集めるのは、個性が尊重される風土から始まったと見られる。

以前、放送街では太っちょが一種の「非正常」として受け入れられる傾向があった。放送街から受け入れられる「正常」は、綺麗でほっそりした演技者であり、特に小柄な女性演技者たちは主人公の友達など、比較的比重が少ない役割にのみ限定的にキャスティングされた。しかし、時間が経つにつれ次第にこのような二分法は薄くなり、個性がありそうな演技者が好演を通じて演技派俳優として位置づけられ、外見に対する固定観念は潤びた。

このような社会的な雰囲気によって個性がありそうな外見や太っちょが、以前は二分法を通じて「非正常」に分類されたとすれば、今は一つの競争力として認識されているという分析だ。また、太っちょの芸能人たち自らが変わっているという点も大きな理由として挙げられる。ぽっちゃりした芸能人たちは、自身の太っちょを単純なギャグ要素としてのみ消尽せず、これを堂々さ、セクシーさなど多様なコードで再解釈し、ぽっちゃりした人たちに対する偏見を破っている。

イ・グクジュは、最近ある雑誌社との画法を通じてセクシーな表情とポーズを込めた姿を公開した。彼女は「ぽっちゃりした人もセクシーになるということをお見せしたかった」という言葉を伝え、ぽっちゃりした人だけが出すことができる特有のセクシー美を作っていくという誓いを見せた。その言葉のようにイ・グクジュは、ヒョナの「赤いです」など、ガールグループのパフォーマンスをパロディにして、イ・グクジュだけのセクシー美を披露して目で存在を知らせている。

親近感を誘発しながらも、今後ダイエットを通じて変身の姿まで図ることができるという点もかなりの人気要素として作用する。tvN「無作法なヨンエさん」が長寿ドラマに新たに出ることができたのは、何よりも親近感だった。ドラマはイ・ヨンエ(キム・ヒョンスク扮)と似たような年頃の20~30代の女性視聴者たちに「本当の私の姿を見るようだ」と深い共感を受けた。視聴者はキム・ヒョンスクが演じたイ・ヨンエのキャラクターを、もし綺麗でほっそりした女優が演じたら、ここまで共感できなかったと意見を伝えた。

これを通じてキム・ヒョンスクの親近感ある外見とスタイルが劇の没入度を高めたという分析が出てきたりもした。その上、「ギャグコンサート」で「ヘルスガール」コーナーで活躍したコメディアンのグォン·ミジンとイ・フィギョンは、実際にプログラムに出演しながら健康なダイエットを進めて約30kgほどの体重を減量した。

各種芸能プログラムで活躍中のチョ・セホやキム・シニョンなども、元は比較的ぽっちゃりした体つきを持っていたが、ダイエットに成功して大衆に風変わりな姿でアピールしている。

ビッグスターと呼ばれるぽっちゃりとしたスター達が、ギャグプログラムにのみ限定された風土から抜け出し、多様な魅力で大衆にさらに近づきつつある。彼らの活躍は、ますます多様性が重視されている社会現象が反映された結果であるだけでなく、大衆が外見以外の魅力にも注目していることを反証しており、さらに注目を集めている。
  • MBNスター_ユ・ジヘ記者/写真=MBNスターDB | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-09-12 09:21:07




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