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崔泰源SK会長、大韓商工会議所の次期会長に


  • 崔泰源SK会長、大韓商工会議所の次期会長に

  • 崔正友(チェ・ヂョンウ)ポスコ会長(左から二人め)と崔泰源(チェ・テウォン)SK会長(左から三人め)など、両社の社員が29日頃、北浦項のある食堂で「希望の分かち合い弁当」を作った後、記念撮影をしている。 [写真提供=ポスコ]


崔泰源(チェ・テウォン)SKグループ会長は1日、大韓商工会議所の会長就任作業を公にする。グループの会長で、国内18万の商工人を代弁する経済団体の会長になる第一歩を踏み出すことになる。代官商工会議所の会長はメンバー間のさまざまな利害関係を内部で調整する一方で、国会や政府などとこれを協議する重責を務める。財界では「企業が本来の経営活動を果たせるように、政府などに経済界の意見をうまく伝えてくれるだろう」と期待している。

31日の財界によると崔会長は1日、次期会長に推戴された後に感想を明らかにしたという。崔会長は1日に予定されたソウル商工会議所会長会議で、ソウル商工会議所会長に優先敵に推戴された後、23日に予定されたソウル商工会議の総会でソウル商工会議所会長職に上がる。以降は3月の大韓商工会議所の総会で、会員企業の同意を得て最終的に大韓商工会議所会長に上がる手順を踏むものと見られる。

財界では「チェ・テウォン号大韓商工会議所」の主な基調は、これまでSKグループの経営で強調してきた「ディープチェンジ(Deep Change)」になると予想している。財界の高位関係者は、「崔会長は時代が変わるだけに、経済団体も変わらなければならないという考え」だとし、「経済団体の役割りと関連し、新しい変化を追求することに注力するとみられる」と説明した。

変化のための具体的な戦略は、「反企業情緒」の解消に焦点を当てている。ある財界関係者は、「崔会長は韓国社会に反企業情緒が広まった、いまの状況を惜しんでいる」とし、「今後は代官商工会議所の会長として、企業が国民に愛されるようにさまざまな役割を果たすと予想される」と説明した。

「根本的な変化」を意味するディープ・チェンジは、2016年にSKグループ拡大経営会議で初めて登場した。当時、崔会長は「変わらなければ、生存は難しい」という切迫した心情で、グループ最高経営陣にディープ・チェンジという話題を投じた。当時、崔会長は「将来の生存が不確実なサドンデス(Sudden Death)時代に、持続して成長するためにはディープ・チェンジが必要だ」と強調している。

これと関連し、崔会長の「安東講演」も再び注目されている。崔会長は昨年10月に安東市で開かれた「21世紀人文価値フォーラム」の基調講演で、「企業人チェ・テウォンとして社会が企業を眺める一部否定的な認識に対する責任を痛感し、社会が企業と企業に要求する新しい役割の先頭に立つ」と述べている。財界では当時の講演を事実上、今後の大韓商工会議所会長としての役割りを示唆した発言と解釈した。
  • 毎日経済_イ・ユンジェ記者/ハン・ウラム記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2021-02-01 09:18:56




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