危機の韓国精油各社、潤滑油市場で金脈探す


コロナ19と電気自動車時代の開幕に起因する石油需要の減少のなか、困難を経験している精油業界は潤滑油事業に機会を探している。中国を含む新興国の経済成長、米国やヨーロッパなど先進国の環境政策で潤滑油市場は着実に拡大するとの見通しだ。

8日の精油業界によると、現代オイルバンク(Hyundai Oilbank)は昨年の12月に潤滑油事業本部を独立・発足させ、最近は潤滑剤ブランド「エクスティア(Xteer)」のブランドアイデンティティ(BI)の変更を検討している。これまでは内需営業を管掌する営業本部で潤滑油事業を担当してきた。現代オイルバンクは2013年のエクスティアを出荷し、国内製油会社の中では最も遅く市場に参入したが、自動車油と産業油そして特殊潤滑油を中心にシェアを拡大し、昨年は国内市場で7万キロリットルを販売して5位圏に跳躍した。中東・南米・東南アジアなどの海外市場にも力を入れた結果、昨年の輸出量は7万4000キロリットルに、海外市場への進出初期の2017年(3万1000キロリットル)に比べ139%増加した。

小回りの利く研究開発と垂直系列化を通じた独自の生産能力の確保などを通じて、昨年までに1000以上の独自製品を開発し、技術力を認められた結果だ。

国内精油各社の潤滑油事業が良い成績を記録するのは、親環境の風の中で燃費の卓越性、硫黄含有量、効率性などに優れた高級潤滑油の人気が高まっているからだ。韓国石油公社が運営する石油情報専門サイト「ペトロネット」によると、昨年の韓国精油業界の潤滑油の輸出量は1742万バレルで、前年の同じ期間よりも9.5%増えたことが分かった。国内需要も着実に上昇している。韓国潤滑油工業協会によると、国内の潤滑油需要は昨年の95万キロリットルから、2023年には105万キロリットルまで10.5%ほど成長すると見られる。

SKイノベーションの潤滑油事業子会社であるSKルブリカンツ(SK LUBRICANTS)も昨年、潤滑油の販売量が第1四半期の5万2000キロリットルから、第4四半期には7万8000キロリットルに48.5%増加した。高級潤滑油の原料であるグループⅢ潤滑油で世界市場シェア35%を占めているSKルブリカンツは、昨年に発売された「ZIC ZERO」などの親環境潤滑油と電気自動車用潤滑油製品のポートフォリオ拡張を通じて潤滑油市場のリードに乗り出す構想だ。

GSカルテックスも潤滑油の販売を加速している。 GSカルテックスによると、昨年10月に発売したハイブリッド車専用エンジンオイルである「Kixxハイブリッド」は、この2ヵ月あまりで販売を完了した。 GSカルテックスは昨年、鉄製の容器に入れられた1次特別パッケージ製品を最初に出荷した。 GSカルテックスは第1四半期中に、一般容器に入れられた潤滑油の生産を開始する予定だ。 GSカルテックスは新たに増加している電気自動車用潤滑油の需要に応じ、新製品の技術開発も完了した。

エスオイルは一日に4万4700バレルの潤滑基油生産能力から来る競争力を土台に、親環境と高級潤滑油市場で支配力を確定するという計画だ。
  • 毎日経済 チェ・グンド記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2021-02-08 19:37:54