【韓国コラム】スター軍団、興国生命女子バレーボール団の悲哀


韓国女子バレーボールの「生ける伝説」キム・ヨンギョンと国家代表主力セッターのイ・ダヨンの不和。
昨年の12月中旬ごろに発覚したが縫合され傷口が治りかけていた。すべて終わった事案だった。

もちろん、発端はイ・ダヨンが提供した。
自分のインスタグラムに「いい年を取って官位でもないくせに、ちょっと幼いからといって適当にあしらっていいの?ダメなの?そんなパワハラ文化は韓国社会から一日も早く消えなければならない」というコメントを残し興国生命バレーボール団内部に問題があるという事実が浮上した。

葛藤の噂は各種の表を動員してトス問題について詳しく扱ったバレーボール専門記者によって増幅された。

いずれにせよ、興国生命バレーボール団の葛藤は次第に忘れられ興国生命はシーズン開始前、オウフン(どうせ優勝は興国)の威容を取り戻し始めた。興国生命は4ラウンドを全勝で終えることができた。

韓国唯一のバレーボール雑誌といわれる『THE SPIKE』が、なぜか火付け役を探し回り火種を蘇らせた。同誌は2月号でイニシャルや仮名でもないキム・ヨンギョンとイ・ダヨンなどの実名を取り上げて興国生命バレーボール団の葛藤に焦点を当てた。

雑誌が発刊された後、イ・ダヨンのトスは途方もないほど揺れライバルのGSカルテックスに0対3で屈辱的な敗北を喫した。その後、公式には確認されていないが研修院で極端な選択をして病院に運ばれたという報道が出た。

『THE SPIKE』の記事でなくても不和説以降、いや、SNSに投稿して以来、イ・ダヨンは悪質なコメントを残す人々から集中的な攻撃を受けてきた。

イ・ダヨンがSNSにアップした後姿は限りなく寂しい雰囲気を醸し出している。韓国女子バレーボールのアイコンを公に攻撃したという罪悪感があまりにも重い姿だ。

興国生命の葛藤が再燃するだろうか。

この状況でイ・ダヨンの双子の姉妹、イ・ジェヨンは自分の技量を思う存分発揮できるだろうか。

イ・ダヨンとイ・ジェヨン姉妹とキム・ヨンギョンの葛藤は興国生命内部の問題で終わらない。

韓国女子バレーボールの死活がかかった問題でもある。

周知のようにイ・ジェヨンは国家代表不動のレフト資源でイ・ダヨンは主力セッターだ。これまで数多くの国際大会を通じてキム・ヨンギョン選手はもちろん、韓国国家代表の攻撃手とも相性抜群だ。 ラヴァリーノ国家代表監督から集中的な訓練を受け侮れない相手だったタイを五輪予選で簡単に制圧した。

これは韓国の全てのバレーボール好きな人々が知っている事実だ。

バレーボール専門家だと自称するメディアの報道がなかったら率直な対話を通じて少なくとも韓国女子バレーボールの未来を担う主役たちだということを自覚するだけでも興国生命バレーボール団の葛藤が縫合されるのはそれほど難しいことではなかっただろう。

キム・ヨンギョンは五輪メダルのために巨額の年俸削減を覚悟して韓国に帰ってきた。

キム・ヨンギョン選手の合流でスター軍団になった興国生命は一時無敗、いや無失点セット優勝も可能だという話まで聞いた。しかし今は完全に未知数だ。

五輪メダルのためのキム・ヨンギョンの選択が、韓国女子バレーボール国家代表チームが危機に陥らせた選択だと言われないためには、どうすれば良いのだろうか。
  • Lim, Chul
  • 入力 2021-02-13 00:00:00