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ポスコ、安全マネジメント・ESGに速度出す

第2期チェ会長体制 

  • ポスコ、安全マネジメント・ESGに速度出す

  • 崔正友(チェ・ヂョンウ)ポスコ会長が12日、ソウル市大峙洞のポスコセンターで開かれた第53期ポスコ定期株主総会で発言している。 [写真提供=ポスコ]


ポスコは12日、ソウル市江南区大峙洞のポスコセンターで第53期定時株主総会を開き、崔正友(チェ・ヂョンウ)会長の再任を決めた。チェ会長の任期は3年で、2024年3月までだ。

これとともに、新規社外取締役として劉栄淑(ユ・ヨンスク)前環境部長官(現韓国科学技術研究院責任研究員)と権泰均(クォン・テギュン)前調達庁長を選任する一方、社外取締役である監査委員に金成珍(キム・ソンヂン)前海洋水産部長官を再選任しだ。チョン・チャンファ副社長は新規社内取締役に選任された。この日の株主総会では、取締役会の傘下に「ESG(環境・責任・透明経営)委員会」を置くという、定款の変更案も可決された。

この日の株主総会直後に開かれた理事会では理事会議長にチャン・スンファ社外取締役を、代表取締役に金学童(キム・ハクトン)社長と田重先(チョン・ヂュンソン)副社長を選任した。ポスコはチェ会長とキム社長そしてチョン副社長の3人の代表取締役体制で運営される。

この日に公式発足したESG委員会は気候変動に関連して低炭素政策はもちろん、安全・衛生などの計画を事前的に検討し、履行事項を事後的に監視することになる。チェ会長が強調してきた企業市民理念を土台にした、社会的責任の役割をさらに強化するという布石だ。 ESG委員長は金信培(キム・シンベ)社外取締役が務める。キム・シンベ社外取締役はSKグループ副会長の出身で、崔泰源(チェ・テウォン)SKグループ会長が強調してきた社会的価値とポスコグループの企業市民理念を結合し、一歩進んだ企業の社会的責任の価値を理事会に提示するものと予想される。

またポスコはこの日に「安全環境本部」の新設も決定した。最近、社会的話題になっている重大災害の発生を源泉で予防し、安全管理を大幅に強化するという布石だ。このために安全部門の組織体系も拡大改編する一方、役員人事も断行した。

キム・ハクトン代表取締役社長の直属で「安全環境本部」を新設し、本部長にイ・シウ生産技術本部長を選任した。イ・シウ本部長はポスコインド法人長、光陽圧延担当副所長、鉄鋼生産戦略室長と光陽製鉄所長を経て、生産技術本部長を歴任した現場の専門家で、ポスコの安全衛生と環境分野に対する管理システムのレベルを根本的に革新するところに集中する計画だ。

また関連組織を拡大して再編し、傘下に2つの専門組織を置くことにした。安全衛生企画室は浦項と光陽製鉄所を中心に、グループ次元での安全衛生システムと制度の革新を担当行い、環境企画はカーボンニュートラルなどのグループの中・長期環境戦略の策定と段階的実行を導いていく計画だ。

これとともに、製鉄所の安全環境担当副所長が現場をより重点的に管理できるように、傘下のエネルギー・発電分野の業務を他の部署に移管し、安全性と環境の分野にだけ邁進できるように現場安全環境の組織体系も強化した。
  • 毎日経済 | ハン・ウラム記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2021-03-12 19:20:33




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