解説 | ハングル:보복소비 ハングル発音:ボボクソビ 意味:疾病、災難など外部要因によって抑えられていた消費が増すこと 解説: 疾病、災難など外部要因によって抑えられていた消費が一気に噴出する現象。 2021年1月から8月まで韓国で販売された高級外国製乗用車は20万3115台で、昨年同期の17万724台に比べ18.9%増加した。月平均の販売台数も2万5389台で、現在の傾向が続けば史上初めて年間販売量が30万台を超えるものと予想される。 自動車の価格が1億ウォンを超える高価輸入車も過去最大値だ。1~8月期にすでに4万5042台が売れたが、これは前年同期の2万7212台に比べて65.5%増加した数値だ。すでに昨年の販売量が4万3158台を超えた。 輸入自動車だけではない。 ブランド品の消費も目立つほどだ。 シャネルとルイ・ヴィトンは、制作費、原材料価格、為替レートの変動などを理由に3、4回値上げしたが、デパートのブランド売り場の前には店がオープンするのを待つ消費者が並ぶ「オープンラン(開店と同時に走って入ること)」をよく見かける。 韓国で海外3大ブランド品に数えられるシャネル、ルイ・ヴィトン、エルメスの昨年の韓国売上は2兆4000億ウォンにもなる。新型コロナウイルスで海外旅行客が急減し免税店の売り上げが急減したにもかかわらず、シャネルコリアの営業利益は増えたので、これらの企業には新型コロナウイルスがむしろ役立ったのだ。 輸入車やブランド品消費の増加がボブクソビによるものかどうかは、はっきりしていない。 不動産価格が跳ね上がると輸入自動車やブランド品の価格があまり高く見えなくなり消費を増やしたりもするのだ。 住宅価格が跳ね上がれば、自動車やブランド品の消費が増える傾向は1990年代以降続いている現象でもある。 |