解説 | ハングル:갑 ハングル発音:カプ 解説: 労働契約では雇用している社長、販売契約では売主になる場合が多い。もちろん事業所に必ず必要な人を雇ったり、または販売する人よりも買う人が優位に立っている場合には、甲が変わることもある。 甲の反対側にいる人は、乙となる。甲乙丙丁戊己庚辛壬癸の十干の順序に従ったパワーの順位と思えば良い。当然主導権を握っている上下関係の意味が強い。仕事をくれた人が甲、受けた人が乙であり、乙からさらに仕事を受けて暮らす人は丙だ。 このようなビジネス上の上下関係が社会全般に適用され、相対的に有利だったり、またはパワーがある人を甲と称するようになった。 このような意味が拡張され、インターネットの隠語として神の代替語に使われたりもする。 しかし、甲が神という意味で使われた由来を見ると、野球と関係している。とある野球ファンが自分の好きな選手の名前の後ろに「○○神」と書いたプラカードを持って応援していたが、失敗してを示偏(しめすへん)を抜いて申と書いてしまった。このプラカードが中継をしていたカメラにとらえられ、これを見守ったネチズンたちが無知だと冷やかしを入れた。 笑って騒ぐ中、誰かが「甲だって」と自信満々に自分も無知をさらしてしまった。このような由来をもとにして、甲という言葉が誕生したが、甲が持つ本来の意味である「一番」という意味が加わり、特定の分野で優れた成果を出した人を褒め称える言葉として固まった状態だ。 |