解説 | ハングル:고로시 ハングル発音:ゴロシ 意味: 解説:コミュニティなどで活動を止めさせる、追い出すという意味で使われる言葉。 日本語の「殺し」が海を越えて来てインターネットコミュニティで使われる造語。コミュニティ、ギャラリーで活動を止める、追い出すという意味で使われる言葉。 新型コロナウイルスが人類社会に浸透し始めた初期、首相を務めた野党代表のファン・ギョアンが新型コロナウイルスを「ウハンコロス」と言い間違え恥をかいたことがある。 アニメ『アカメが斬る!』でヒロインが敵を殺す前に「殺す」と言うため、こんな評価を受けてもおかしくない。 しかし、ゴロシが韓国のインターネットコミュニティに登場したきっかけは、『アカメが斬る!』ではない。 もう20年以上も前に出た小説『ひぐらしのなく頃に』が主役だった。 一部のコミュニティ、特にDCインサイドギャラリーでは「ゴロシ怖いな、ブルブル」、「パタクゴロシを始める」という言葉がよく登場する。 「殺す」という殺伐とした言葉を故に純化(?)しているのではないかとも思う。韓国語の「死(죽음)」と日本語の「殺し」は同じ意味だが、やっぱり韓国人には日本語が直接響かないはずなので純化の効果はある。ちなみに「パタクゴロシ」で「パタク」とはギャラリーの副マネージャーを意味する用語だ。つまり「パタクゴロシ」は副マネージャーの職を奪おうという意味になる。 ではコミュニティから追放するゴロシは、どのように使われるのだろうか? ほとんどの場合、追放対象の過去の活動のうち良くないものを取り出したり、投稿するコメントごとに悪質なコメントをする方法が多く使われる。たまに個人情報を聞き出すという、ひどい方法を使うこともある。 |