解説 | ハングル:열폭 ハングル発音:ヨルポク 意味:劣等感爆発 解説:劣等感爆発(열등감 폭발、ヨルトゥンガム ポッパル)の略だ。 2013年6月、京畿道水原市で車を運転していた男性が、道行く人に突進する事件が起きた。警察の調査の結果、事件を犯した原因は男性の嫉妬心だった。人々が明るく笑いながら歩いていることにイラついて、殺したくなり車を走らたという。 一言で心の中に溜まっていた劣等感が爆発したのだ。劣等感爆発によって1人が死亡し、11人がけがをする、ひどい惨事が起きた。 ヨルポクという言葉が登場した時期は、2006年頃だ。日本のネットユーザーとキーバトル(Key Battle)をしていた韓国人が日本発のネット用語を輸入したと観測されている。 学歴が高かったり、暮らしが豊かな人を理由もなく罵ったり、運のない奴は雷にでも当たれと暴言を吐く行動を見せるが、このようなヨルポクを楽しむ人たちもいる。 オンラインゲームでは一般以上のスペックを持った人が「些細なスペックを公開して恥ずかしい」と初心者を惨めにする場合がしばしばあるが、これは優越感を誇示したい心理の表出として見ることができる。 ヨルポクの由来や意味を正しく知らず「むかついて爆発(열나 폭발)」、「怒り心頭で爆発(열 받아 폭발)」だと考えている人も多い。相手とテキストでやりとりしていて、真剣に自分がヨルポクする状況だと使う場合は「劣等感爆発」ではなく「むかついて爆発」という意味でこの言葉を使ったと見るのが正しい。 「いとこが土地を買うとお腹が痛い」という韓国のことわざもヨルポクの症状であると言えよう。 |