解説 | ハングル:운도남 ハングル発音:ウンドナム 解説:ウンドナムは二重の意味がある。運動(ウンドン)が好きな都会の男性と、運動靴(ウンドンファ)を履いた都会の男性だ。2つの意味の両方が使われている。 ウンドナムの女性バージョンの「ウンドニョ」は、運動靴を履いて出勤する都会の女性という意味に固定されているが、ウンドナムには「運動が好きな男性」というイメージが残っている。これは女性の場合、運動靴を履いて出勤してもとくに制約を受けないが、大企業の場合、運動靴を履いて出勤する男性社員はあまり好ましく思われないからだ。 スニーカーを履いて出歩くからといって、皆がウンドナムやウンドニョ隊列に合流するのは難しい。百貨店や靴店では、ウンドナムやウンドニョが大勢(テセ=人気)だと宣伝しながら運動靴を売るのに余念がないが、まずは運動靴ファッションが似合う人でなければならない。そうでなくても、身長が低いというコンプレックスをカバーしようと「上げ底靴」を履く男性が5~6センチ高くなるメリットを、運動靴に履き替えて放棄するのは容易ではない。このため、ウンドナムやウンドニョは身長が高い人に通用するとみても大きく違わない。もちろん、靴を買うお金がなくて古いスニーカーを履いていては、ウンドナムになれるはずはない。 最近ではスキニージーンズに運動靴を履くファッションで、街を闊歩する中年女性も多い。テキトーに着ているようで、しかしお洒落な感じと余裕を醸し出すファッション感覚が、ウンドナム・ウンドニョを引き立たせる。 |