解説 | ハングル:골드키즈 ハングル発音:ゴルドゥキジュ 意味:ゴールドキッズ、王子や王女のように育てられた一人っ子 解説:ひとりで育ち、家で王子や王女のようにもてなしを受けているため、外でも王子や王女のように振舞う子どものことだ。 Gold Kids。英語で書いてみると金のように貴い私の子という意味がパッと目に入ってくる。 国が育児にかかるお金をサポートするほど、韓国では子どもが貴い存在でもある。2010年の韓国の合計特殊出生率は1.22人で、世界最低レベルだ。 少子化は韓国だけの問題ではない。中国はあまりにも人口が多いため、まだ出産を抑制しており、日本は韓国に先立って、少子化の基調が最初に形成された。一人っ子であるため、親、父方の祖父母、母方の祖父母がポケット(財布)を開くからと「シックスポケット世代」という言葉も出てきた。 たった一人の子どもを大切に育てたいという欲求を企業が放っておくはずがない。いわゆるゴールドキッズを対象に高価な商品を販売するマーケティング事例もすごく増えた。100万ウォンを超えるベビーカーが、韓国で最も多く売れ、「バーバリーチルドレン」などの高価なベビー服も年々2~3倍販売量が増えているという。 経済が厳しくても、高所得者の懐具合は「異常なし」のようだ。乳幼児を対象とする「英語幼稚園」も韓国全域で盛業中だが、最大月168万ウォンと、大学の授業料よりも高い。 このような子育てに対して、誰も何も言わない。しかし、子どもたちが間違ったことを犯しても責めず、私の子どもは何をやっても大丈夫だと放っておく一部の親のせいで、ゴールドキッズが「私だけが知っている立派な子」として育つのではないか心配になる。 |