サオジョン(45定):사오정

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解説 ハングル:사오정

ハングル発音:サオジョン

解説:ある時、サオジョンを主人公にしたユーモアシリーズが人気を呼んだことがある。その中からあるエピソードを紹介しましょう。

とても忙しいサオジョンが車を駐車して銀行に入ってきた。
「速度違反で捕まったので、罰金を支払いにきました」
すると、サオジョンを眺めていた窓口の女性職員が言った。「番号表を取ってお並びください」
「わかりました」サオジョンは難しいことでもないという表情で外に出ていった。
そしてかなり経ってから戻ってきて窓口の職員に何かを差しだした。女性職員はサオジョンのその行動に仰天した。

サオジョンは車両のナンバープレートを剥がして持ってきたのだ。

サオジョンはこのように人の話を聞き間違えたり、飲み込みの遅い人のことを称する言葉だった。数人がいる中で同じ言葉を聞いておかしな行動をする人を見て「お前はサオジョンか?」とけんつくを食わせたりもする。耳鼻科の医者や補聴器を売る人は自分たちの顧客が200万人ほどになるといい、大韓民国のサオジョン数もおそらくそれぐらいになるだろう。

そのようなサオジョンの意味が、通貨危機を経て違う意味で使われ始めた。もちろん、未だに飲み込みの遅い人のことをサオジョンと呼ぶ人がいるにはいる。しかし、一般的に人々がいうサオジョンは「定年はおろか、50代にも至らないうちに職場から追い出される40代の会社員」を称する言葉になった。「45歳定年」という意味だ。(韓国語で「4」は「サ」、「5」は「オ」、定年の「定」は「ジョン」と発音する)

韓国も高齢化社会に差しかかる速度が速くなり、定年を延長する法律がつくられた。しかし30~40代の会社員たちは「サオジョンの壁を越えられなければ定年延長は絵にかいた餅だ」と言ったりもする。

Lim'sメモ

オリュクド(五六盗)は「56歳を超えても会社に続けて残っていれば泥棒」という意味だ。定年を55歳に定めた企業が多いが定年を越えても会社に勤める人を嫉妬してつけられた言葉だと考えればよい。

サムパルソン(38線)は「38歳まで会社で仕事ができる」という意味。定年が保障される生涯職場の概念が消えた後、未来を保障されるためには40になる前に再就職や起業を準備しなければならないという覚悟も込められている。2008年には30代序盤なら名誉退職を考えなければならないという意味をもつ「サムチョテン」という言葉も登場した。(韓国語で「3」は「サム」、「序」は「チョ」、「テン」とは日本語で何かを失敗したり、ビリになった際に使う「チーン」という言い方に近い意味を持つ)
  • Lim, Chul/写真=Photopark.com
  • 入力 2014-04-02 12:00:00

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