ヨソヤデ：여소야대
| 解説 | ハングル：여소야대 ハングル発音：ヨソヤデ 意味：小さな与党に大きな野党（与小野大） 解説：大統領を輩出した集権団である与党が国会で占めた議席数が野党よりも少ない状況のこと。過半数の議席を獲得した政党が1つもない場合、与党が親政府的な野党と連合すれば、与小野大の政局を避けることができる。 日本やイギリスのように議院内閣制を採用した国で与小野大状況が発生するのは不可能だ。 議席数が過半数を超える政党がなく連立内閣を構成した場合、連政が壊れても議会を解散させて再選挙を実施するため、与小野大政局は発生しない。 与小野大は韓国や米国などの大統領中心制を選んだ国でまれに（？）現れる現象だ。国民が国家元首であり行政府の首長である大統領は保守政党出身を選び、これを牽制するために国会は進歩政党が多数議席を占めるように投票権を行使した場合に発生する。進歩勢力が行政府、保守勢力が国会を掌握した場合にも、与小野大の政局になる。 与小野大の政局では、国政運用にボトルネック現象が生じることがあるが、政府の独善を牽制して行政府と立法府が権力のバランスをとれるという利点がある。 韓国では盧泰愚（ノ・テウ）大統領政権時代に初めて与小野大政局が形成された。第5共和国政権与党であった民政党は1987年12月、盧泰愚候補が当選し再執権に成功したが、翌年に行われた13代国会議員選挙で過半数に到底満たない125席を確保するにとどまった。民政党は与小野大の政局を打開するために、金泳三（キム・ヨンサン）が率いる統一民主党、金鍾泌（キム・ジョンピル）をリーダーとする新民主共和党との3党合同を推進して、216席の巨大保守与党である民主自由党が誕生した。 3党合同は派閥間の対立の根となる。 金泳三大統領治下で行われた第15代総選挙でも与小野大政局が形成されたが、民主党と自民連および無所属議員の引き抜きで議員を補充し、集権団が苦労して過半数を確保し、与小野大の政局を避けた。 金大中（キム・デジュン）、盧武鉉（ノ・ムヒョン）大統領時代は与小野大政局が続いた。第15代大統領選挙で金大中大統領が当選し、進歩勢力が政権を握った当時、国会は保守勢力が支配した状態だったため自然に与小野大になるしかなかった状況だ。自民連議員の復党とハンナラ党議員の勧誘で与党連合が僅差で過半数を占めたが、第16代総選挙で自民連の惨敗し、再度与小野大政局が形成された。 盧武鉉が大統領に当選した後、新千年民主党とヨルリン・ウリ党の分党で与小野大の状況は一層深化され、これは2003年の大統領弾劾につながる。弾劾を主導した政党は、盧武鉉大統領を当選させた後、大統領と決別した新千年民主党だった。これに大統領の復帰を要求するキャンドル集会が全国各地で開かれ弾劾に反対するデモが行われ、翌年に行われた選挙で弾劾を主導した野党が惨敗してヨルリン・ウリ党が過半数をはるかに超える巨大与党として生まれた。 |
- Lim, Chul
- 入力 2016-04-19 00:00:00
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