解説 | ハングル:꽃돌이/꽃순이 ハングル発音:コットリ / コッスニ 解説: 最近も、花童をコットリやコッスニと呼ぶのか?そんなことはありません。月日が流れると意味が違ってくる言葉がありますが、コッドリもその一つです。 1980年代頃には、ガールフレンドの卒業式に花を持って現れる彼氏をコットリと呼びました。彼氏の卒業式に現れた彼女はコッスニです。 その当時は男女が大学を卒業したら結婚する準備をしましたので、卒業式で自然な形で親に異性の友人を紹介するという、まあ、そんな意味もあったのです。結婚どころか就職のほうが難しくなった最近は卒業式もただひたすら楽しいわけではないでしょう。卒業前に、公務員試験に合格したり、大企業に就職した場合は分かりませんが、青年失業者になる立場であれば、卒業式に花を持った異性の友達が来ても負担になるばかりです。雰囲気がこんな状態なのでコットリやコッスニも余り見かけなくなりました。 このような形で歳月を経て、最近ではコッミナム(イケメン)と同じ意味で花のようにきれいな美少年、美少女をコットリやコッスニと呼ぶようになりました。ところで、実際には大昔からコッスニは歓楽街で体を売る女性を意味したりもしていました。歓楽街の女性を表現する言葉はいくつかありますが、コッスニは男性のせいで人生を台無しにした可憐な女性というイメージが込められていました。 このコッスニを描いた映画で「コッスニをご存知ですか」という作品があります。 この映画のあらすじは簡単です。山奥の処女がソウルに上がってきて喫茶店の従業員として働いていたのですが、浮気症の写真家に身を蹂躙され歓楽街のコッスニに転落する。このような内容です。仕事を探して田舎から上京する女性が多かった時代、歓楽街のあちこちに故郷、親兄弟を恋しがり涙するコッスニが多かったのです。 |