解説 | ハングル:치맥 ハングル発音:チメク 意味:フライドチキンとビールを一緒に食べること 解説:チメクとはチキンとビール(韓国語:맥주、メクチュ)という相性のいいセットのことだ。酒飲みはメクチとひっくり返して呼ぶこともある。 生ビールを売るビヤホールで最も人気のあるおつまみがチキンで、チキン専門店で一番よく売れているお酒がビールなので、チメクは、最も代表的な夜食として定着した状態だ。 運動の後や、ゴルフのラウンドを終えてから喉の渇きを解消するためにビールを求めるように、野球やサッカー、バスケットボールの試合を見るとチメクを食べたい欲求が生じる。プロ野球観覧席でチメクをおいしく食べる若い恋人同士をよく見かけるのも同じ理由からだ。これだから、 ワールドカップの期間中は鶏にとって、受難の時期に違いない。 大邱にある頭流公園では、ワールドカップ直後の7月16日に開かれるチメクフェスティバル開幕行事で人々の胃の中に入った鶏の慰霊祭を開く予定だ。昨年開かれた大邱チメクフェスティバルには四日間で30万人が訪れた。 中国ではチキンとビールという食品の組み合わせがよく知られていなかったが、韓国ドラマ『星から来たあなた』が人気を集めたおかげで、チメクが流行っているという。 ☞ チメクは夜食の帝王となったが、健康にはあまり良くないというのが定説だ。油で揚げた鶏一匹が2,000㎉以上の高カロリー食品であるうえに、ビールと衣(ころも)などに含有された脂肪により尿酸値が高くなる。関節に尿酸結晶が発生すると、痛風が誘発されるため、チメクを好んで食べる人は水をたくさん飲んで意図的に排尿を促すほうがいい。 |