解説 | ハングル:팬덤 ハングル発音:ペンドム 意味:ファンダム(Fandom) 解説:一言で言えばファンたちが集まった集団という意味だ。俳優や歌手だけでなく、ゲーム、漫画、映画、作家、政治家など、対象は無限大だ。ペンドムが組織化されると、ファンクラブになる。 しかし、ペンドムを形成するファンは、単にファンの集合体ではない場合が多い。「狂信者」を意味する英語の「fanatic」の「fan」と「領地」を意味する接尾辞「dom」の合成語として使われるときは、芸能人をはじめとする特定の人物に完全にのめり込んで非常識な行動も躊躇しなくなるファンのことを意味することとなる。 特に10代のペンドムは、スターへの情熱や歓声を大人の干渉とうんざりな学問からの脱出口として捉えているため、場合によっては社会的に物議を醸すこともある。 ペンドムとペンドム文化は古くから伝わってきたが、韓国では主にアイドル歌手と関連した際に使われる。これは、アイドル歌手の場合、大衆的認知度がいくら高くてもペンドムからの支持が厚くない場合、収益を出すことが難しいため、ペンドムの管理に特別に神経を使うことから生じた現象と思われている。実際、アイドルは「ペンドムの商売」と言うほどだ。 韓国の歌謡界は購買力の高いアイドルのペンドムが市場を掌握した状態だ。ペンドムは、自分が好きなアイドル歌手のために見境なくアルバムを買い集め、同じ曲を続けて再生し続けるなどの行為をすることを躊躇しない。そのため、人気が高いグループは「童謡や国歌を歌っても1位になる」という皮肉も聞く。 極端なファンはファンフィクション(2次創作)を作ったり、好きなスターのために画像を編集したりもし、行き過ぎる場合は好きなスターに対するちょっとした批判も受け入れることができず、相手に非難と暴言を浴びせたりする。忠実なペンドムの過剰な言動でアンチファンができたりもする。 ※ 韓国語では英語のFの発音がパ行で表現されるため、ファンダムではなくペンドムと発音される。 |